こんにちは。
日中はまだまだ暑いものの、朝晩はしのぎやすくなりました。
この時期は体調を崩しやすい時期でもあります。
体が冷えて風邪を引きやすくなります。
秋の乾燥した冷たい空気は「肺」に影響を及ぼします。
日中と朝晩の温度差に気を付けて過ごしましょう。
夏の疲れを秋にしっかりとることが、来るべき冬に備えることにつながります。

さて、今回は「重ね煮」メニューを紹介します。
「重ね煮」とは、野菜本来の自然のうまみを最大限に引き出す
「陰陽論」に基づいた調理法です。
「陰」とは遠心のエネルギーで、野菜の場合上にむかって伸びるもの、
水分を多く含んで膨らんでいるものです。
「陽」とは求心のエネルギーで、野菜の場合は下にむかって伸びるもの、水分
がなく引き締まったものです。

重ね煮では、「陰」と「陽」のバランスと調和がはかられ、油や砂糖、化学調味料が
なくても最低限の調味料で、皮やアクさえもうまみに変わります。

・豆乳とコーン味噌のポタージュスープ

 <材料二人分>
ジャガイモ         200g
タマネギ          100g
ニンジン           80g
塩              少々
水              1カップ
豆乳             1カップ
コーン味噌          大さじ1

 <作り方>
1. 鍋の底に塩をふって入れ、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンの順に重ねる。
  一つの材料を入れる度に、手で軽く押さえてから平らにならす。
2. 1の上から塩をふり、最初からとろ火でゆっくりと煮る。
3. 重ね煮が出来たら、重ね煮100gと豆乳、コーン味噌をミキサーにかける。
4. 3を鍋に入れて弱火であたためる。

・重ねコーン味噌煮

 <材料二人分>
トマト       100g
ナス        50g
ピーマン     30g
コーン       20g
カボチャ      50g
タマネギ      30g
ニンジン      20g
塩         少々
コーン味噌    大さじ1

<作り方>
1. 鍋の底に塩をふり、トマト、ナス、ピーマン、コーン、カボチャ、タマネギ、ニンジンの
  順に重ねる。一つの材料を入れる度に、手で軽く押さえてから平らにならす。
2. 1の上から塩をふり、最初からとろ火でゆっくりと煮る。
3. 重ね煮ができたら、コーン味噌を入れ、味を調える。

ぜひ、お試しください