作詞作曲:じん(自然の敵P)
歌:IA
登場人物
・マリー(小桜茉莉)
・セト(瀬戸幸助)
・シオン(小桜紫苑)
名前だけですが
・アザミ(薊)
・月彦(小桜月彦)
夏風がノックする窓を開けてみると
何処からか迷い込んだ鳥の声
読みかけの本を置き 「何処から来たんだい」と笑う
目隠ししたままの午後三時です。
ほとんどそのまんまの意味です。
夏風ということで舞台は夏。
夏風が窓にビュウッと吹き掛かると、森に迷い込んだ鳥がなく。
読みかけの本をおき、鳥をみてどこからきたのと笑う
ほかの人を避けてまた今日を過ごす午後三時。
世界は案外シンプルで複雑に怪奇した
私なんて誰に理解もされないまま
街外れ、森の中、人目につかないこの家を
訪れる人などいない訳で。
私なんて誰に理解もされないまま
街外れ、森の中、人目につかないこの家を
訪れる人などいない訳で。
世界は結構単純なのに、その中に人間とは違う自分ができた。
そんな自分と同じ人はいなく、理解してくれる人なんていなかった。
友達及び知り合いなどひとりもいなくて、町外れの森の中のこの家を
訪れる人なんて誰ひとりいなかった。
目を合わせないで！ 固まった心、一人ぼっちで諦めて
目に映った無機物（もの）に安堵する日々は
物語の中でしか知らない世界に少し憧れる
ことくらい許してくれますか？
目に映った無機物（もの）に安堵する日々は
物語の中でしか知らない世界に少し憧れる
ことくらい許してくれますか？
目を合わせないで。貴方を石にしてしまうから。
そして、石にしなくても元々固まっているような無機物に安堵していた。
人を傷つけずに済むから。
けれど、物語のような恋や冒険、出会いにミステリー。
それぐらいは化物である私が憧れるのは許してくれますか?
淡々と流れ出した 生まれてしまった理不尽でも
案外人生なんで。私の中じゃ。
ねぇねぇ、突飛な未来を想像して膨らむ世界は
今日か明日でもノックしてくれないですか？
案外人生なんで。私の中じゃ。
ねぇねぇ、突飛な未来を想像して膨らむ世界は
今日か明日でもノックしてくれないですか？
淡々とこの日々は流れ出す。
こんな化物の自分が生まれてしまったけれど、それでも案外私の人生なんで。
私が想像する世界は、今日か明日にでも私に訪れてくれないかな。
なんて妄想なんかして外を眺めていると
突然に聴こえてきたのは喋り声
飲みかけのハーブティーを机中に撒き散らし
「どうしよう…」とドアの向こうを見つめました。
突然に聴こえてきたのは喋り声
飲みかけのハーブティーを机中に撒き散らし
「どうしよう…」とドアの向こうを見つめました。
明日にでも想像する世界がやってこないかなと妄想して外を眺めていると。
突然聞こえてきたのは誰かの喋り声。
慌てて飲みかけのハーブティーを机中に撒き散らし、
どうしようとドアの外にいる人々に怯えていた。
「目を合わせると石になってしまう」 それは両親に聞いたこと
私の目もそうなっている様で
物語の中なんかじゃいつも怖がられる役ばかりで。
そんなこと知っている訳で。
私の目もそうなっている様で
物語の中なんかじゃいつも怖がられる役ばかりで。
そんなこと知っている訳で。
目を合わせると相手が石になってしまう。
それは両親がいっていた。
私の目もあわせると石にしてしまうようで。
物語の中なんかじゃ「メデューサ」という名前の怖い怪物で。
現実世界でも怖がられることをしっているわけで。
トントン、と響きだしたノックの音は初めてで
緊張なんてものじゃ足りないくらいで。
ねぇねぇ、突飛な世界は想像しているよりも
実に簡単にドアを開けてしまうものでした。
緊張なんてものじゃ足りないくらいで。
ねぇねぇ、突飛な世界は想像しているよりも
実に簡単にドアを開けてしまうものでした。
誰も来たことがないこの家にトントンと響くノックの音は初めてで。
緊張なんてものじゃ物足りないくらいに緊張している。
突飛な世界はすぐにくるものではないと思っていたのに、
簡単にドアを開けてしまった。
ここは間奏ですが、PVの解釈をします。
たぶんこれは過去の話です。マリーは母親と離れてから100年以上はたつといっていたので100年ほど前。
ここでは外で遊んでいるマリーが浮かびます
そこに二人の男がやってきて、マリーに暴行を加えます。
そのマリーの叫びと異変に気づいた、母のシオンは外にでて、マリーを家の中へとやろうとしますが、
足を男に抑えられ、もうひとりの男に殴られそうになったとき、目を合わせてしまった。
シオンはメデューサのアザミと人間の月彦のハーフとして生まれてきたので力が弱く
相手を石にすると亡命してしまった。
目の前でしんだ母親と目の前で石になった男をみてマリーはｼｮｯｸをうける。
目を塞ぎうずくまる姿にその人は驚いて
「目を見ると石になってしまう」と言うとただ笑った
「僕だって石になってしまうと怯えて暮らしてた
でも世界はさ、案外怯えなくて良いんだよ？」
「目を見ると石になってしまう」と言うとただ笑った
「僕だって石になってしまうと怯えて暮らしてた
でも世界はさ、案外怯えなくて良いんだよ？」
場面は現在に戻り相手を石にしてはいけないと焦るマリーは目をふさいでうずくまっていた。
訪れた人(セト)はその姿に驚いているとマリーは
「目を見ると石になってしまうの」というとセトはただ笑った。
僕だって石になってしまうと怯えてくらしていた。
それはセトが孤児院でいじめられたり、相手の心が読めてしまう変な子だと思われているから。
でも、セトには二人の仲間がいて、そんなに世界は窮屈じゃないんだとマリーに伝える。
タンタン、と鳴り響いた心の奥に溢れてた
想像は世界に少し鳴り出して
ねぇねぇ、突飛な未来を教えてくれたあなたが
また迷ったときはここで待っているから。
想像は世界に少し鳴り出して
ねぇねぇ、突飛な未来を教えてくれたあなたが
また迷ったときはここで待っているから。
こんな素敵なものは初めて聞いた。(PVですがここでｲﾔﾎﾝをマリーの耳につけている。)
初めてのメロディーに初めての優しい人。
この突飛な想像は望んでいた妄想かもしれない。
そして、この突飛な未来を教えてくれた貴方がまたこの森で迷ったときは
この家で待っているから。
夏風が今日もまたあなたがくれた服の
フードを少しだけ揺らしてみせた。
フードを少しだけ揺らしてみせた。
夏風が今日もまた、貴方がくれた服の(白いパーカー)
フードを少しだけ揺らしていた。
end