リスパダール錠1mg  朝夕各1錠づつ→中止


気持ちの高ぶりや不安感をしずめるほか、停滞した心身の活動を改善する作用があります。そのような作用から、統合失調症にかぎらず、強い不安感や緊張感、抑うつ、そう状態などいろいろな精神症状に応用することがあります。

抗セロトニン作用と抗ドーパミン作用をあわせもつ新しいタイプの非定型抗精神病薬(第2世代抗精神病薬)です。抗ドーパミン作用を主とする旧来の定型抗精神病薬に比べ、錐体外路系副作用が軽減され、また陽性症状に加え陰性症状に対してもよい効果が期待できます。

同系のなかでは、とくに陽性症状に対し素早く強力な作用を示す点が特徴的です。副作用は全体的に少ないものの、他の同類薬と比べ、高プロラクチン血症(生理不順、乳汁分泌)の発現がやや多いようです。




セロクエル25mg錠  眠前2錠→中止


気持ちの高ぶりや不安感をしずめるほか、停滞した心身の活動を改善する作用があります。そのような作用から、統合失調症にかぎらず、強い不安感や緊張感、抑うつ、そう状態などいろいろな精神症状に応用することがあります。 心の病気の一つ「統合失調症」は、脳の情報伝達系に不調を生じる病気です。現実を正しく認識できなくなったり、思考や感情のコントロールが上手にできなくなります。幻聴など幻覚、妄想を生じることも多いです。
このお薬は、そのような脳内の情報伝達系の混乱を改善します。おもな作用は、ドーパミンとセロトニンという2つの神経伝達物質をおさえることです。2つをおさえることで、統合失調症の陽性症状(幻覚、妄想、興奮)と陰性症状(無感情、意欲低下、自閉)の両方によい効果を発揮します。



リーマス錠200  朝夕各1錠づつ→中止


そう状態がひどくなると、落ち着きがなくなり、妙にはしゃいだり、怒りっぽくなったり、行動がエスカレートしてしまいます。リーマスは、「気分安定薬」とも呼ばれ、気分の波をおさえ、そう状態になるのを防ぎます。効いてくるまでに1~2週間かかりますが、有効率は高く、70~80%の人に効果があります。
気分安定薬は、そう病以外の精神症状にも有用です。たとえば、重いうつ症状をともなう「月経前不快気分障害」、一般的な抗うつ薬が効かない「うつ病」などに応用されることがあります。

気をつけなければならないのは、「リチウム中毒」です。初期症状として、手のふるえ、吐き気、めまい、言葉のもつれ、下痢などが現れます。このような症状が現れたら、すぐに医師に連絡してください。




デパケンR錠200  毎食後→中止


脳の神経をしずめておくことで、てんかん発作を予防します。全般発作のほか、いろいろなタイプのてんかんに広く使われています。子供に多い欠神発作(意識消失発作)にも、この薬が使われます。 脳の神経をしずめて、気分の高ぶりを落ち着かせます。躁病や躁うつ病の躁状態に適応します。

医師の判断で、片頭痛、群発頭痛などに応用されることがあります。また、鎮痛補助薬として用いることがあります。



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