心を病むイクメン47 期待は裏切られる | 夫は心を病むイクメン 鬱は人生のスパイス 美味しい人生になりました

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結婚10年目のプレゼントは鬱病だった。
鬱の夫との日々をふりかえります。

キャンドルロードを作る…

そんな企画があった。11月の上旬だったと思う。

竹の中にロウソクを立て、火を灯す。それで道を照らすという催しだった。

行きたいなぁと思った。

イルミネーションもいいけれど、ロウソクの炎の明るさ…すきだから。

夫に話すと、オレも行きたいって言った。

「じゃあ、夕方から調子良かったらいこうね」と言って、家族で行こうと予定していた。

ここ数日は明らかに塞ぎ込むことがなかったから、「調子が良かったらいこうね」はほぼ行くことを意味していたと思う。

だから、わたしは行く気満々。

早めの夕食をとって行こうーと思って、下ごしらえを済ませ、昼間は子どもたちと公園に出かけた。夫を休ませるという意味もあった。

夕方、帰宅した。

夫は寝室。起きてくる気配はない。

冷たくなってしまった洗濯物を取り込み、夕飯を作る…この物音でおきてくるかなぁと期待したけれど、起きてこない。

暗いなぁ…なんか。

空気がどーんよりしてる。

18時ごろ、子どもとわたしは夕飯を食べ終えた。

夫をみにいくと、
夫は布団に丸くなり、ピクともしない。

悲しかった。

腹が立ってきた。

でも…

怒ってみたところで、様子が変わるわけもなく…

お出かけは中止。

子どもたちに、言った。
「お父さん、寝太郎だから今日はいけない。」冷たく言った。これも八つ当たり。

子どもたちに有無を言わせたくなかった。

だから、「もうきまったことです。文句言うな!あきらめろ!」と言わんばかりの言い方だった。


「お父さん、起きてこれないから行けないね、ごめんね。また来年いこうね」って優しく、ふつうに言えないわたしだった。情けないことに。

何で??お昼まではまあまあだったのに、何で急に悪くなったんやろう。

ほんまに意味わからん!!!

怒り💢ばっかりだった。

翌々日、夫が白状した。

つづく