心を病むイクメン45 休むということ | 夫は心を病むイクメン 鬱は人生のスパイス 美味しい人生になりました

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結婚10年目のプレゼントは鬱病だった。
鬱の夫との日々をふりかえります。



休職する前から、家事を当たり前のようにやっていた夫。
それは休職後も変わらなかった。

朝、子供達が登校、登園する頃、洗濯機から洗濯物を取り出し、干す。

「しなくていいよ」と言いつつも、やってもらうと助かるから、わたしも強くは言わずにいた。

夕食後、食器洗いに立つ。これも同じ。

「やるから置いといて」といっても、「やりたいからやるだけ」と言ってやっちゃう。

ストレスフル、しかもキャパの狭いわたし。だからよく子供達にイライラをぶつけていた。
そんな時も、子供たちを慰め、落ち着かせる…面倒をみる。

雰囲気は暗いけれど、家ではそうやって以前とあまり変わらない感じで家事をする夫…。


11月はrelaの幼稚園で誕生日会があった。

せっかく休んでいるんだから、いつもは行けない誕生日会行ってみたらいいのになぁー。

なんて気楽に思っていた。

わたしからしたら、は家事できるくらいなんだから、行くぐらいできるでしょーよっていう気持ち。

夫に誕生日会、行く?って聞いた。
即答「無理やわ」だった。

そう、家事の仕方は変わらないけれど、夫の自覚症状としては
行ける気もしない、行きたいとも思わない。

だったのだろう。

少し拍子抜けしたものの、まあ、人前はしんどいのかなと思い、そのままにしていた。

ただ、この頃から
家事をする夫の姿にもイラつく日が出てきたわたし。

夫は良くならない…悪化もしている印象はないけれど、相変わらず昼間もよく寝ていたし、会話にハリがない感じだったから。

なんか違う…なんか違うんだよー。

そうやって悶々としながら時は流れて行った。

今振り返りながら思うー

わたしを苛立たせたくないーその思いが夫を動かしていた。


わたしの機嫌が悪いことが、嫌だった。しんどかった。

だから、そうならないように、家事したり子供の面倒みていたのかなぁ。

争いごとの嫌いな夫。

妻を苛立たせない=妻の負担を減らす

ということだったのか?

それともう一つは

何もしない」ができない。だから、家事をする。

本当の意味でまだ休むということができていない。何かしている=できることがある…と確認していたのかなぁ。

どうなんだろう。

いずれにしても、休職し始めてからも、休めないーそんな夫だった。