心を病むイクメン43 人がいる家に帰るということ | 夫は心を病むイクメン 鬱は人生のスパイス 美味しい人生になりました

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結婚10年目のプレゼントは鬱病だった。
鬱の夫との日々をふりかえります。


仕事しないといけないだろうけど、見つからない。

見つからないというか、こだわりを捨てられない。

本気を出して探してはいない…でも探さないと…

そんな悶々とした毎日。


子どもが帰ってきたときに、家で待っていたい

というこだわり。

実は、夫が病み、家にいるようになったとき、より強く思うようになっていた。


なぜならー

夫は毎日二階の寝室でゴロゴロ。

食事とお風呂のときだけ、リビングにくる。もちろん来れない日もあったが。

家にいる。顔は見なくても気配はある。

そんな家に帰り、

ドアをあけるとき、気分が違った。

ドアの前にきたとき、そして、ガチャって開けた時に、ほーっとした。

すーっと力が抜けるような…。

…昔、子供の頃こうだったなぁーって思い出した。

寝ててもいい。見えなくてもいい。気配さえあれば。

「いる」って言うだけで、こんなに安心できるんだー

ということに気付いてしまった。

誰もいない家に帰るのが当たり前だった時には分からなかった。

何とも思っていなかったのに、

誰かがいる家に帰る安心感を覚えちゃったら、

以前は、まだ少しの緊張感みたいな気持ちのハリがのこったまま家に入っていたんだなと気付いてしまった。

こんなに違うんだー。

人っているだけで、意味があるー


子どもの帰宅は家で待とうー。力をぬかせてあげたい

外の世界でがんばってくるんだから、少しでも、早く緊張を解いてあげたい。

そう思っちゃった。


だから余計に…

仕事を見つけるにもハードルは高かった。





名前ポエムを描いています。
1枚1枚気持ちを込めてお書きしています。


 


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