あたしにだってコイバナくらいある！

NHKの「光る君へ」で紫式部のことが話題ですが、紫式部も一生独身を通したわけではなかったのだなあと、最近、知ったわけですが。

そういえば、「源氏物語」の後半は、著者が違うと高校の古文の先生に言われたような気がするけど、それが紫式部さんの娘さんだったのかどうかは、記憶になかったです。

それにしても、紫式部さんのソウルメイトが藤原道長さんだったとは！

この話の展開の意外さが、たぶん、日本中の平安文化大好き女子（旧女子含む）の心を鷲摑みしているものと思われます。

深い恋をしたからこそ、世界中に愛されるような唯一無二の恋愛小説を世に残すことができたのでしょう。

さらっと、ぺらっとした浅い薄い恋でも、恋は恋です。

人それぞれです。

中学生高校生くらいまでは、片思いって楽しかったなあ。いや、確かに、当事者としては、それなりに苦しかったし、実ってほしかったような気もしますが、実ったら、どうしたいの？というところまでは、そのころ想像力が追い付かず、片思いで十分満足していました。

あたしには、「恋は反射神経」みたいなところがあったので、目に見えて、「素敵」と思えばそれは、「好き」なわけで、「その人の内面のこんなこんなとこが、こんな感じで好きなの！」という説明は、全くできませんでした。インスピレーションといえばおこがましいですが、直球をいかに打ち返すかが、あたしにとっての恋でした。

だから「好きな人」がころころ変わるし、今でいうところの「推し」もころころころころ変わりました。

つまり、ほんとの恋を知らなかったのだろうと思います。

女子短大に入って、状況は、さらに悪化(-_-;)

しかも青森の短大で言葉の壁もかなり大きく激しいホームシックにかかっていました。

その頃、富山の商船高専に入っていた同級生の初恋の人との1か月に一度くらいの手紙のやり取りが心の支えでした(笑)

日常の愚痴ばっかり書いて、つまらないことばかり書いていたのに、その人からの返事はいつも優しくて、がんばれがんばれって励ましてくれたから、青森での2年間を耐え抜くことができたのだと思います。

彼とは、一度も会うことはなかったのだけれど、不思議といい思い出です。

10代の清らかなコイバナといえるかな・・・・。

郵政記念日に～文通って知ってる？～②