kirara☆の一年祭が執り行われました。
早いもので妻がこの世を去って、今日で一年が経ちました。
今でも目を閉じれば、去年の今頃のことが思い浮かびます。
妻は亡くなる二日前から一睡もしませんでした。
私の勝手な想像ですが、眠ればもう戻って来れないと妻は悟っていたのかもしれません。
一年前の今日、朝5時くらいに妻は
必死に『生きたい・・・。生きたい・・・。生きたい・・・。』と繰り返し、繰り返しつぶやいておりました。
それから数時間後、昏睡状態に陥り意識が戻ることはありませでした。
今でも心残りなのは昏睡状態になる前に、息子と娘に会わせてやりたかった。
最後に会話させてやりたかった。
この日は学校で息子も娘も病院に到着した頃にはすでに昏睡状態でそれも叶いませんでした。
その後、病室を家族4人だけにしてもらいました。
私は妻の想いを息子と娘に伝えました。
『お母さんはね。お医者さんに癌を宣告された時ね、自分の事でもない、俺の事でもない、一番先にお前達の事を心配してたよ。癌って言われて一番自分が怖いはずなのに、そんな事ひとつも言わんで、お前達の事をお願いね。って、言ったとよ。』
それから3人で大泣きしました。
しばらくして妻の母と妻の妹も病室に来ました。
最期はみんなで必死に呼び掛けましたが、意識は戻る事なく22:09に妻はこの世を去りました。
一年経った今もあなたの事を想い涙してばかりだけど、あなたのように強く、明るく家族3人力を合わせて生きて行くよ。
最後に妻の闘病中にも元気もらったり、励まされり、癒されたり、普段から色々とお世話になっている私の大好きなバンド『BUMP OF CHICKEN』の歌詞で締めたいと思います。
『ひとりじゃないとか 思えない日もある
やっぱり大きな 寂しさがあるから
応えがなくても 名前を呼ぶよ 空気を撫でたよ
君の形に あの温もりが 何度も聴いた声が
君がいた事が 宝石になった日
忘れないから 笑っていける 涙超えても
ずっと君といる
君がいた事が 宝石になった日』
BUMP OF CHICKEN 【宝石になった日】
生前、妻と撮った写真の中で一番のお気に入り