塗り絵を始めた頃…
大人の塗り絵クラブさん主催の『大人の塗り絵コンテスト』を知り、第12回の時に初挑戦しまして…
その後…第14回・17回と三回挑戦したんですが…
全て最終選考まで進んで敗退
コレ地味に凹むんですよね
もう塗り絵やめようかなと何度も思った。
なので第13回の時は参加せず…
ただ皆さんが塗られた作品の実物を拝見したくて片道2時間半くらいかけて、展覧会にお邪魔しました。
このコンテストの選考基準はただひとつ【塗り絵をいかにお楽しみいただけたかを審査の基準とします。】というもの。
確かに、どの作品からもワクワクしながら楽しく塗られたんだろうな〜というエネルギーというのか気合いみたいなものが、ひしひしと伝わって来て、塗り絵だけで収まらないようなアイディアだったり、丁寧に丁寧に塗られた作品を目の前にして、改めて塗り絵ってすごいな〜面白いな〜私もまた挑戦しようと思ったんですよね。
まぁ…そこから…どんなに楽しく塗って参加しても選ばれない
で、昨年の第17回の展覧会、もう一度見に行きました。
でも、見れば見るほど分からなくて…
その…基準が…
塗り絵って塗るだけで充分楽しいから
それ以上に楽しむとは⁇
私、絵を描くの苦手だしな〜アイディアでアレンジして描くなんてムリ〜
描けないから塗り絵で楽しんでるのにな〜
最後にもう一回挑戦して諦めることにしました。
第18回に提出した作品は一点だけ。
手をケガしたこともあって一点しか仕上げられなかった。
その一点に集中して半年くらいかけて仕上げました。
ずっと挑戦したかったコチラ
⚐134…フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』です。
塗り始める前に、フェルメールについて真珠の耳飾りの少女についてを調べてみました。
本当は緑のカーテンが描かれていたらしい
なので想像でカーテンを描きました。
ご覧の通り、カーテンとわかる⁇ってレベルで絵は下手です。
だけど、そうしたいと思ったので、これでも頑張って描きました。
少女というくらいなので、折角お若いお嬢さんなんだからと…ちょっと可愛くオシャレにしてあげたくなって、私の好きな水玉模様を散りばめてみました。
一番難しくて一番時間がかかったのは、背景の黒です。(この紙の質が目地に色が入りにくくて暗い色・濃い色ほど色が入らなかった部分が点々・粒々と白く残るんですよね〜。ブレンダーは使わないと決めていたので明るくテカテカになるのが今回は違う気がして…なので塗り潰すのが大変でした。)
今回、口元の一点だけ白ペンを使ったのですが
それ以外は全て色鉛筆で塗りました。
今回、色んな色鉛筆の黒を塗り比べてみたんですけど、薄いんですよね。暗い灰色のような…。
そもそも色鉛筆って暗くするのが難しい。
なので濃い緑・補色の赤・インディゴ・黒を何重にも重ねて柔らかい色鉛筆や硬い色鉛筆を総動員させて濃い黒に近づけていきました。
実際にフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』を見たことが無くて…
なので、もし目の前で見れるとしたら、こんな額縁に入っていて…って想像しながら…
先日、結果が来まして…
やっと…
入選いただきました。
半年、同じ絵を塗ってたけど…
全然あきなかった。
ひょっとしたら…これが楽しんだという事なのかな⁇
諦めずに続けてきて良かったです。