何回かの入院でお兄ちゃんの担当になってくれていた男の看護師さん
私達兄弟の間ではジャッキーチェンに似てるよね
ってことでジャッキーさんとあだ名を付けていた。
だいぶ回復してきたらしい入院7日目の深夜。
なかなか寝付けなかったお兄ちゃんはおトイレに行くついでにナースセンターに寄ったらしい。
ジャッキーさんが夜勤で勤務していて少し話そう
ってなったみたいです。
ジャッキーさんは自分も大腸癌が見つかって手術はできたけど再発が怖い。
と言っていた。経過観察中みたい。
あとは仕事の話など。
そんな話をしていたらジャッキーさんがお兄ちゃんに言ったらしい。
「○○さんは大丈夫❗️
目が死んでない❗️❗️
心も負けてしまった患者さんは目が死んでしまってるんだよ。
でも○○さんは目が死んでない❗️❗️
まだ生きる。生きてやるって目をしているから大丈夫
」
と言われたよ。って
次の日、電話でお兄ちゃんから連絡がきた。
お兄ちゃんはジャッキーさんの言葉に救われたみたいで声に少し張りが出てきたように感じた。
お兄ちゃんの心は連続3回の吐血でボロボロになっていて誰の言葉も耳を傾けようとはしなかったと思う。どんな励ましの言葉も受け付けない状態だった。家族の言葉も。
でもジャッキーさんの言葉には救われたみたいでここからまた驚異の復活を遂げるのでした

