若い頃 歳をとると

たくさんの経験から色々享受できると想像していた

が、そう簡単にはいかないようだ


施設に入居している94歳の父へ会うのが

だんだん辛くなる

年老いて覚えていないことが増える


92歳になって初めてひとり生活になった母

もう父と一緒には暮らせないことを納得するのに

辛そうな時間が続く


妹も今月乳がんの手術を受け、これから術後治療が始まる


どこかに気持ちをあげるチャンスを探すが

思うようにいかない


きっとこの経験は必要なことで、みんな経験して

きた(或いはしていく)ものなのだろう


今日はバンクーバーにいる次女の突然の電話

向こうは早朝のはず

最初の留学時からの友人(今は日本在住)が

亡くなったと次女がパニックを起こしかけ

不安定な呼吸をしながら電話をしてきた

友人は、数年前に大きな手術を乗り越え、昨年の夏

次女が帰国した時はずっと一緒に遊んでいた

癌が転移していたと聞いたのは去年の冬

もう病院ではできることがないと自宅に

帰ったのが先月

余命は4ヶ月と聞いていた

それなのに…


歳をとるとこんなことが増えてくるもの

なんだろうな


なんだか今夜は眠れそうにない