叔父より借りた一冊。


タイトルの「すぱしいば」は、ロシア語で「ありがとう」の意。


この本は、
戦後ロシア(旧ソ連)に虜囚として連れていかれた井澤さんという鳥取県の人の手記(自伝といったほうがいいのだろうか)




マイナス30度まで下がる極寒の地シベリアを輸送列車で運ばれ
かじかむ足先をごまかし、ひきずるように歩きついたカラガンダ



そこでの捕虜生活の話から
無事日本に帰還するまでの話が書いてある本。


辛い部分は淡々と書かれ
時折おどけたように書かれた文章が
読みやすく、その情景を想像させられ、考えさせられました。
堅い手記ではないので、少し戦争に関心を持ちました。
(戦後の歴史を振り返ってみようという意味で)




本の中に私のおじいちゃんのことが触れてあったのも興味を持つ一つの要因だったのかも。



是非とも
テレビで2時間スペシャルとかのドラマにしてほしい一冊。


出版社が書いてないが
自費出版なのかしら?


最後、
カラガンダの地を見にくるところは
「沈まぬ太陽」
みたいだったな。



Android携帯からの投稿