王子の映画館にふらっと立ち寄り、一人で見てみた(・∀・)
真面目な良い映画でした。
彦根藩主から江戸(徳川)幕府の大老にまでなった井伊直弼が暗殺された桜田門外の変がよくわかります。
井伊直弼の首ひとつとるのに、何人もの人の命が犠牲になったこと。
安政の大獄などを背景に、井伊が暗殺されたこと。
…
単語だけ理解してました。
如何に自分が、歴史の教科書を読んで、暗記だけしていたかがわかります。(笑)
昔は社会大嫌いだったけど、今になってみると、歴史は面白い。
この映画だけ見ると井伊直弼が、許可を得ずに日米修好通商条約を結んだり、徳川後継ぎ問題の件等で反対派の人達を捕らえたりと、悪いやつみたいに思えるけど、調べてみると実は井伊は苦労人。
(↓井伊直弼)
彦根藩主の子供の一人として産まれた直弼だけど、兄弟が多いうえに、側室?(か何か)との子で認知をされていなかったせいで、とても悪い待遇をうけていたそうです。
たくさんいる兄弟の中でも、下のほうなので、なかなか有力な家柄への養子のクチがなくて、(少しランクをおとしてもなかなか縁談は決まらなかったそう)32歳まで、小さな土地しか与えられず、ひっそりとした部屋住まいだったようなのです。 (この部屋を埋木の舎という)
(↑今はきれいになってなっている埋木の舎)
その間に勉強や剣術、茶、花、読書などをして過ごし…、
上の兄の後継ぎがいなくなった事から兄の養子になり、彦根藩主になり、徳川幕府の大老にまでなり…
と、大出世した人物。
大器晩成型だったんですね。
辛い時期をじっと耐え、努力する男。
私、井伊直弼、嫌いじゃないです。