急に思い出した
不思議な出来事

何年か前   お彼岸だったか お盆だったか


母方の 祖父母、叔母のお墓参りに
母と行った。


家に戻ってきて、母と話をしていた
母の実家は 元々 桶を作っている家だったそうだ。

風呂桶などを作っていたそうだが
時代の流れと共に
プラスチック製のお風呂が主流となり
家業は衰退していったそうだ。


母の昔話には  いつも、悲しげなベールがかかっている


「子どもの頃  桶屋とバカにされて嫌だっ    た」
「貧乏で、お金が無くて嫌だった」

などと よく 言っていた

だから  わたしの中でも、
桶屋のお仕事をあまり  良くないもののように感じていた




でも
以前  テレビで、桶職人の方が紹介されていて、木桶が  ワインを冷やすのに使われたりして  
今   需要があるとか なんとか 言っていた
しかも、オシャレな製品だった。


カッコいいじゃん
いい 仕事じゃんって思ったのウインク


で、お墓参りの後   母に
「うちも、桶屋だったなら
おじいさんが作った  桶  残ってないの?」

と聴いてみた


そういえば  桶屋だったって
話は聴くけど、 祖父の作った桶は 見たことがない


見てみたいと思ったけど


母は「引っ越しの時に 捨てたと思う」
と、話していた。残念ながら残って
いなかった


なんだ ~    残念ショボーン
と、がっかりしてた    その翌日



めったに  連絡  のこない  
叔母   (母の姉)から

(ほんとに  この叔母は遠くに住んでいるので、ほとんど 電話なんて 来た事がない)


40年前に  結婚した時に 持たせてもらった桶(寿司冷まし)を、
誰か使わないか?と
うちはもう  使わないからと
電話が来た。


もちろんそれは 祖父が作ったものだった。


え!    

ちょうど 昨日  
おじいさんの作った
桶が残ってないか 話しをしていたばかり   び~~っくりしたびっくり 


それで、それをもらい受けることにして


数日後   その桶がわたしの所にやってきました。


古いけど、手作り感のある  丈夫な桶

へえ、こんな風な物を作ってたんだ~~

作ってるところとか  見て見たかったなと
思った。



祖父は わたしが生まれる前に亡くなってる
ので、会ったことはないけど

なんか、見守って くれて いるのかなと思った。


それとも、
「どうだ、わたしの作った物を
見なさい!」
って言いたかったのかも(*^^*)


その後日  母がその寿司ざましでお寿司を作ってくれました。


おじいさんからの贈り物  
としか   思えない  
不思議で    とても  嬉しいおねがい心温まる
出来事でした。