こんにちは。きゃべじーです。
ゆるくて全くイケてない地味な会社で、ひょんなことからデキる社員を見つけてしまい、それが私のたったひとつ年次が上の先輩で・・・。
この人の仕事術を少しでも知れば、「今の環境で成長する」ためのヒントになるかもしれない。
そう思った私は、例のトラブル対応(詳しくは前の記事をご覧ください^^)の翌日、A先輩をランチに誘いました。
A先輩は失礼ながらあまり見た目も「デキる」感があまり見られない、どちらかというと地味な方でした。
ランチの前に同じチームの先輩や同僚にさりげなく聞いたところでは・・・・
「A君は入社した時から『デキる男』と呼ばれていた」
「A君は1年目の評価ですでにマネージャーへの昇進を検討されるほどだった」
と、なかなかにすごいウワサばかり。
というより、そんな話題の人物であったにも関わらず、私は全く知らなかったのです・・・・。
「こんな会社、仕事はつまらない!!」と頭から決めつけていたから、社内情勢にも疎くなっていたのでしょうね・・・・。
それほどすごい人物だというのに、当のA先輩は派手がなところが全くなく、偉ぶった様子もありませんでした。
私はA先輩に、なぜそんなに仕事ができるのか。どうやってスキルを磨いたのか。私も早く成長したいのに、今の環境では頭打ちになっている気がしている・・・・・といったことを率直に伝え、アドバイスを求めました。
そうするとA先輩は・・・・
「・・・・・・。正直そんなに成長したい、とか、デキるようになりたい、と思ったことはないですよ。」
という、意外な答えでした。デキる人特有の余裕なのか、それとも秘訣を教えたくないだけなのか・・・・・。
私が訝しんでいると、A先輩は先を続けました。
「ただ、仕事の流れとか、システム処理のスケジュールなんかは意識するようにしています。例えば、昨日の障害も、データベースに集積したデータのバックアップ処理が走る日だったので、障害の原因も必然的にいくつかに絞られるかなぁと。あとは、割と長い間稼働してるシステムなので、だいたいの障害ケースは出尽くしているところもあると思ったので、前に過去の資料を調べて、だいたいのケースは把握していたので答えられただけです。」
さらっとした発言でしたが、なんとなく分かるような気がしました。
つまり、彼は自身が担当することになるであろうトラブルのケースを、予め調べておいて準備をしていた。
そしておそらく、そうした行動を密かに、無数に繰り返していて、その知見を必要な時にちゃんと使っていた。
でも、周囲にはその行動が見えていないから、「とっさのトラブルに答えられるデキる人」という印象がついたのだろう。
「仕事は準備が8割」という言葉がありますが、まさにそれをこの人は体現していたのです。
では、私はそうした行動をしていただろうか??と考えると、
自身が担当する仕事がどう会社の中でつながっているのか、とか、例えば特定の時期によくくる問い合わせとか、・・・
やろうと思えばいくらでも工夫のしがいがあったのに、「こんな単純なオペレーションじゃ・・・」と仕事をバカにして、何もしてこなかったのです。
会社や仕事のせいにして、自分自身が何も動くこともなく、ただ漫然と毎日を過ごしていて・・・。
憧れだけは一人前で・・・。
そう考えると、あのエージェントさんがいったことの意味が少しずつ見えてきたように思いました。
「今の環境は成長の余地がたくさんある」
まずは、デキるA先輩がやっているように、自分の仕事と他の仕事のつながりを整理してみよう!と決意しました。
そこから、少しずつ私の行動も変わっていきます。
今日はここまで・・・(*´▽`*)
きゃべじーでした。