朝、コーヒーを入れながら
「今日はなんだか気持ちが重いな」と思う日があります。

 

理由ははっきりしないけど、
やることはたくさんあって、
気持ちだけが少し置いていかれている感じ。

 

そんなとき、私はタロットカードを
1枚だけ引きます。

 

占いというより、
気持ちの点検みたいなものです。

 

カードを見て、
「あ、今日は無理しすぎてるな」とか
「本当は休みたいって思ってるな」とか。

 

未来のことは、ほとんど聞きません。
今日の自分が、どんな状態なのかを
確認しているだけ。

 

タロットを始める前の私は、
もっと“正解”を探していました。

 

どうするのが正しいのか。
どっちを選べば失敗しないのか。

 

でもカードは、
正解を教えてくれるわけじゃなくて、
今の私の本音をそっと映してくるんですよね。

 

それに気づいてから、
タロットとの付き合い方が変わりました。

 

当たる・当たらないよりも、
「なるほど、そう思ってたんだ私」
って、自分に頷けることの方が
ずっと大事だなって。

 

誰かに相談されるときも、
未来を断定することはしません。

 

「こうなります」じゃなくて、
「今、こんな流れの中にいますね」
「だから、こう感じやすいかもしれませんね」

 

そんなふうに、
一緒に整理していく感じです。

 

タロットは、
人生を決めるものじゃありません。

 

でも、
忙しい毎日の中で
自分の気持ちを置き去りにしないための
小さな立ち止まりポイントにはなってくれます。

 

今日もたぶん、
コーヒーが冷める前に
1枚だけカードを引いてから
一日を始めると思います。

 

それが、
タロット占いと私の日常です。