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とうとう開幕です!

 

【冬嵐】

 

涼ちゃん、りみたん*さん

いつもいつも、いつ~も、ありがとうございます≧(´▽`)≦

こころから感謝!

九州の地から東の方へ向かって最敬礼(`・ω・´)ゞ

 

 

ここでちらっと【冬嵐】について

お題は「萌えエピソード」

リアル設定は結構書いてきたので、当然萌えエピも書いてるの。

どうしようかちょっぴり悩み、もうあれでいっかっと開き直り。

 

んで、おはなしの前に言い訳。

これ、萌えエピ?って突っ込みたくなったあなた。突っ込むのは心の中でお願いします(笑)

 

 

それではGO

 

 

 

 

 

 

 

Side:S

 

 

 久しぶりに5人揃いでの曲の振り入れ。


 通いなれたレッスン室の右側では、備え付けのモニタに映像を流しながら自身でも同じ動きを繰り返している相葉くんと松潤。
 そして左側ではあぐらをかきながらスマホの画面を静かに見ている大野さんとニノ。

 

 一般の方々にはわからないかもしれないが、振付の覚え方は主に2通りあり、体で覚えるか、頭で覚えるか、だ。

 

 

S「おはよー」

 

 俺はもちろん、右側のグループに合流した。

 

 

 

 


 数日後――。

 

 テレビ局の楽屋に入ったら、部屋の隅でイヤホン装備の大野さんがでスマホを食い入るように見ていた。
 この間の振付、まだ覚えてないんだろうか?
 大野さんにしては珍しいな、なんて思いながら衣装に着替え始めた。

 

 

 

M「翔さん、あの人、今仕事忙しいの?」

 

 俺が着替え終えたと同時に楽屋に入ってきた松潤が、大野さんに視線を合わせたまま話しかけてきた。

 

S「いや、今のところそんなに忙しくはないはずだけど」
M「じゃあ、絵でも描き始めたんだな」

 

 大野さんのスケジュールを思いだしながら松潤に答えると、仕方がない奴だと言わんばかりに息を吐く。
 ……これじゃあ、どっちが年上かわかりゃしねえ。


 やれやれと思いながら大野さんの方を見るも、凄まじい集中力を発揮しているらしく、チラリともこっちを見ない。
 その集中力にはある意味尊敬だ。

 

 


 ガチャ 

 

A「じゃあ、今度はたこパじゃなくておこパしようよ!あ、おはよう♪」
N「おこパってなんだよ。妙な略はおまえしかわかんねーよ。おはよ」
A「おこパって言ったらお好み焼きパーティーに決まってるだろ!もしかしてニノはもんパの方がいいの?」
N「もんパ……念のために聞きますが、それ、もんじゃ焼きパーティーじゃないですよね」
A「なんだ♪ニノってばちゃんとわかってんじゃん!」

 

 騒がしく楽屋に入ってきた相葉君とニノは、相変わらず仲が良い。
 この間のライブのUBのダンス同様、会話でも息ぴったりだ。

 

 

 

 「二宮さん、ちょっといいですか?」
N「あー、はいはい。ちょっと行ってくる」


 相葉君と漫才並みの会話を続けていたのニノは、スタッフに呼び出されてすぐに楽屋を出て行った。
 大方新しい企画への意見を求められてるのだろう。
 客観的な意見というのは、本人が思うよりずっと貴重なのだ。

 

 

 

 

A「ねえねえ。リーダー、何見てんのかな?」


 楽屋を見渡した相葉君が、微動だにしない大野さんを見つけて不思議そうにしていた。

 

M「たぶん、この間の振りの動画」
S「集中してるから邪魔しないようにね」
A「……案外違う動画だったりして」


 相葉君がいたずらっ子みたいに笑いながら移動した……大野さんのところへ。

 


A「リーダー、何見てんのっ♪」


 俺も松潤も止める暇がないほどの俊敏さで相葉君が大野さんのイヤホンをスマホからひっこぬいた。

 

 

 

 

あっ、あああん ♡

 


 この場にそぐわない、女性の甲高く悩まし気な声。
 俺も男だから、いわゆるそーゆー動画を見たことがないとは言わないが、決してオープンな場所で見ていい代物ではない。

 あっけにとられてる俺たち(相葉君は除く)とは反対に、大野さんは冷静に動画の再生を止めた。

 

 

 


 しばらくの沈黙の後、反応を表したのは松潤。

 

M「お、おまえ!真面目に振り付け覚えてると思ってたら、真昼間からなんつー動画見てんだよ!」
O「馬鹿いえ!おれはいたって真面目に動画で覚えてんだぞ!」
S「お、覚える?」
O「おう!今夜のニノとのえ っちで新しい体位を試すんだ」
A「うっひょぉ!リーダー、すごい!」
O「だろ!今夜はニノと一緒に新しい扉を開くんだ♪」


 キラキラと、後ろ暗さのかけらもないほどに喜びあってる天然2人とは反対に、なんて声をかければいいのかわからない真面目で堅物な俺たち2人。
 そしてその逡巡している間にも時間は結構過ぎていたことに気づかなかった。

 

 


N「翔ちゃん、どうかしたの?なんか変だよ」
S「ニ、ニノっ!」


 気づけばニノが楽屋に戻ってきていた。
 先ほどの大野さんの今夜の目論見をニノに話すべきかと熟考しようとしたら、それよりも先に俊敏の極みみたいな早さで大野さんがニノの前に移動していた。

 

 

O「ニノ、おかえり♪今夜の予習はばっちりだぞ!」
N「は?予習?何言ってんですか?」

 

 あまりにも無邪気な大野さんが逆に怖く思えてきて、「許せニノ」と心の中で念じながら相葉さんの口を松潤と2人がかりでふさいだ。

 


Fin

 

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 さてさて、お題は「萌えエピソード」でしたが、私が使用した元ネタは2つ。


・翔ちゃんが教えてくれた、振り付けは動画で覚える大宮さん
・お正月にニノちゃん家でたこ焼きを食べたにのあい


 このエピをミックスさせてもらいました。
 萌え?かどうかは微妙。
 時間もなかったんで、おはなしも短いですがクスッとでも笑っていただけたら本望。

 

 いや~間に合ってよかった♪


 それでは他の方のところにレッツゴー

 おわかりだとは思いますが、お行儀よく(`・ω・´)ゞ