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※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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画像はAちゃん作です♡

Side:S


 櫻井翔、齢35にして現在究極の選択を迫られている。
 5秒前、楽屋のドアを開けるまでこんな局面が待っているなんて思いもしなかった。





 目の前の床に不自然に置かれているのはバナナの皮。

 視界の左隅では、ソファに隠れてコッチをうかがっている小動物が2匹。(完全に隠れきれてない)


 さあどうする櫻井翔。
 悠長に考えてる時間はないぞ。



 小動物の思惑通りに行動してやるのが正解か?それとも心を鬼にして叱ってやるのが正解か?


 俺は、どうすればいいんだ。

 藁にもすがる気持ちで視線を左隅に動かした。
 








 ダメだ!ダメだ!
 あの期待に満ちたキラキラな目を裏切るなんて、俺には出来ねえ!?

 かくなる上は……。

 心を決めてバナナに向かって一歩を踏み出した。





 ズルッ!?
 ドタッ


S「うわあ!?いってぇ!誰だよ、こんなとこにバナナの皮なんか置いた奴!」


 若干コントみたいになってしまったが、まあ上出来だろう。

 悦に入り、犯人を探すふりして左隅に視線を動かすと小動物2匹がくすくすと笑っていた。

 よし!これであのキラキラな目は守れ……


 ヒュンッ……ビシッ!



S「いてっ……」


 役目を遂行して満足してたら、進行方向の先にあるテーブルの下から“何か”が飛来してきて俺の顔を強打したのち膝の上に落ちた。

 手で顔をさすりながら己の膝の上に視線を落とす。






S「…………………………………………………………………………うあああああああああああ!?!?!?!?!?」


 膝の上の飛来物を認識した瞬間、速攻でそれを振り払い、ドアまで高速で後ずさった。








S「はあ、はあ、はあ……」


 さっきまで俺が尻もちをついていた場所には、固有名詞をだすのもおぞましい細長い爬虫類の存在が。





 ……ってあれ?動かねえ?
 不思議に思ってたら右側から声がかけられた。




M「それ、ヘビのオモチャ」
S「へ?」
A「ビビんなくて大丈夫だよ」


 俺の心の声が聞こえてたのかというくらいに的確な答えをくれるあきれ顔の松潤と笑顔の相葉くん。




M「翔さん、あいつらのイタズラ、そろそろたしなめたら?」


 松潤は片方の眉だけを器用に動かして左隅にいる小動物のことだと訴える。

 小動物こと大宮の2人は腹を抱えて笑っている。


N「翔ちゃん、サイコー♪」
O「ふはははは♪」


 屈託無く、無邪気に笑う2人。
 目がさっき以上にキラキラしている。

 こんなに楽しそうな2人を叱るなんて、俺には出来ねえ。



S「あんなに楽しそうにしてるのをやめさせるなんて、かわいそうだろ」
M「かわいそうって、二重でイタズラを仕掛けるえげつない奴らだってわかってる?」
S「わかってる」


 キッパリと断言してやると、松潤はもうそれ以上はなんも言わなくなった。

 2人とも心配してくれて、ありがとう。
 でも俺がちょっと我慢すればあの無邪気な笑顔が見れるなら安いもんだ。

 いまだに笑い転げてる小動物を見ながら定位置に座った。





 ぶーーっ♪


N「ああっ!?翔ちゃんがおならした♪」
O「あははは♪」


 ……今度はブーブークッションか。







楽屋の右隅――。


A「翔ちゃんって、頭良いのに残念な人だよね」
M「ああ、確実にターゲットにヒットするように何度も微調整を繰り返すような用意周到な相手なのにかわいそうとかありえねえ」
A「あひゃ♪でもまあ、そのおかげでおれたちがターゲットにされずにすむから、ま、いっか♪」
M「だな」



 グリーンとパープルは意外と冷静。


Fin

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ご存じの方も多いかと思いますが、Aちゃん作の『ちびーず』の画像をいただいちゃいましたハート
私、『ちびーず』がダイスキで、「キラキラおめめ♡」の絵を見た瞬間からムクムクと妄想が( ´艸`)

すぺしゃるさんくすAちゃん💛
*Aちゃんのブログはこちらから(伏せ字のイミナシタラー)