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※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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[11/26 21:40]


Side:N

 

 

 

O「カズ、ひでぇ」

 

 

 涙声でオレを詰る智の頬は、薄っすらと赤くなっている。
 ちょっとやりすぎたかなって思ったけど、知らんふりをしてツンを発動。

 

 

 

N「自業自得デショ」
O「カ~ズ~」

 


 上から見下ろしてる智の顔が情けないほどしょげたから、ツンを維持できず思わず笑ってしまう。

 

 

 そしたら、智もつられて笑うんだ。
 まったくもう、あなたって人は仕方がない人だね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

N「それで?翔さんはなんて?」
O「んとな~……」

 


 オレを上に乗っけたままごそごそと取り出したのはスマホ。
 片手で操作した後、画面をオレの方へと向けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

【5F、RF】
サンルーフ付きの大浴場、露天風呂、プール、バルコニー(BBQ可能な)
【4F】
個別住宅(別宅として使用可)
【3F】
5人だけのプライベートスペース、リビング
【B1F、1~2F】
エントランス、ジム、レッスン室、ミーティングルーム、レコーディングスタジオ、パーティールーム、スタッフ室、駐車場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

O「これな、翔くんから送られてきたんだ」
N「……」
O「翔くんはやっぱすげえ。相談したら、スイスイ~って計画立ててくれたんだ。持つべきものは優秀な"影のリーダー"だよな」
N「……」
O「そうそう、翔くん曰く、こんだけ機能が揃ってたら、めんどくさがりのおれら2人がおんなじトコに住んでてもおかしくないだろうって♪」
N「……」
O「カズ?どうした?何か言えよ」
N「これ、ビルに見えるんですが……」
O「何言ってんだ。ビルに決まってるだろ」
N「しかも1棟丸ごとオレ達で使用するみたいに思えるんですけが……」
O「みたいじゃなくて、おれ達だけのものだぞ?」

 

 

 

 


 じょ、冗談でしょ……?

 いくらオレ達が稼いでるとはいえ、無謀ってもんだろ!
 それに、

 

 

 

N「こんなたくさんの機能を備えたビル、借りられるんですか?っつか、そもそもこんなビルあるんですか?」

 


 だんだんと語尾がキツクなったオレに智が目をパチクリさせた。
 でもすぐにへらっと笑ってさらなる爆弾を落としてきた。

 

 

 

 

 

O「ああ、翔くんがな、そんな物件は探しても無いに等しいから、一から作るって言ってた。だから欲しい機能は何でもいれれるぞ♪カズは何がほしい?」
N「は?つ、作るって……ビルを?」
O「おう、名付けて『嵐(あら)ビル』だ!!」
N「まんまじゃねーかよっ!?」

 

 

 

 キャパオーバーしすぎて、どうでもいい事に突っ込んでしまう。

 

 ビルを建てるって、いくらかかんだよ!?

 この間Jが提案した2000万円での割り勘にさえGOサインは出さなかったんだぞ!
 それなのにビルって……。

 

 

 

 

 

 

 

 

N「ふっ、ふふふ♪」
O「カズ?」
N「もうなんか、考えることが突き抜けすぎてておっつかねーよ」
O「怒ったのか?」

 


 急に笑いだしたオレにビビり、スマホを放り出してオレを抱き締めてくる。
 見上げる智の眉はハの字。

 

 

 


 馬鹿だなあ、そんな顔しなくても大丈夫。
 常識をも打ち破ってオレとのことを考えてくれるあなたに、笑みが深くなるばかり。

 

 

 

 


N「怒るわけないでしょ。んで、資金はどうすんの?そんだけの施設抱えんなら、建設費だけじゃなくって維持管理費も相当でしょ」
O「それは大丈夫!!翔くんが事務所を巻き込むって言ってた」
N「さすが翔さん。抜かりはないわけね」

 

 

 

 嵐のお母さんの家計の管理は、たぶんオレ達の事務所の経理よりも堅実だ。

 

 

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もうちょっとで終わるのでしばしお付き合いを~。ちょっと画像に不備がありますが、気にせずに(・ω<) テヘペロ(←直すのがめんどくさかった)

 

あー(°Д°;≡°Д°;)

あーばさんのハピバが明日!?