HAPPY
BIRTH
DAY!
智さん、36歳おめでとう♡(♡ >ω< ♡)♡
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※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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[11/26 00:00]
Side:N
スマホの時計が0時になったと同時に"おめでとう"のメール送信。
N「今頃、智のスマホは大活躍なんだろうな」
予想通り、智は帰ってこなかった。
わかってたことだし、この仕事の特殊さを身をもって理解しているオレが怒るなんてことは無い。
……だけど、やっぱり寂しい。
何をすることなく、真っ黒な画面になったスマホを見つめたまま智の返事を待つ。
だけど、5分経っても、10分経っても、オレのスマホはメールの着信を知らせない。
N「まだ仕事中かな?」
いきなり寒くなったから、風邪ひかないように温かいカッコしてるかな?
ごはんはちゃんと食べたかな?
ごはんはちゃんと食べたかな?
鳴らないスマホから意識を逸らすように智のことを考える。
~♪
スマホが鳴った。
すぐに画面をタップしてメール画面を開く。
すぐに画面をタップしてメール画面を開く。
『ニノは智君に超愛されてるな』
智からじゃなかった。
N「なんだ、翔ちゃんか……」
本人に聞かれたら、「『なんだ』って、なんだよ!?」と突っ込まれそうなつぶやき。
N「智の誕生日にオレをヨイショしてどうすんだよ」
翔ちゃんには珍しく、空気を読まないメールに思わずぼやく。
智はオレのことを好きだ。
智から愛されていることもちゃんと知っている。
智から愛されていることもちゃんと知っている。
それなのに、ほんの些細なことでひ弱なオレのこころはぐらぐらと揺れてしまう。
N「仕事、忙しいんだよね?」
不安をかき消すようにスマホを握りしめた。
だけど、20分経っても30分経っても、智からのメールは来なかった。