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※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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[11/25 23:00]
 

Side:O
 
 
 

 なぜだ!
 なぜなんだっ!?

 なんで終わんねーんだよ!
 

 この大事な日は、ロケなんかやってる場合じゃない。
 

 せっかくライブも無くて、ゆっくり、まったり、しっぽりと、カズと一緒に誕生日が過ごせると思ってたのにっ!!
 
 
 今年はカズの誕生日の時もバタバタで、一応、日付前には帰ってきたが、カズが寝てたから日付またがりえ っちができなかった。
 だから今度こそはって、密かに楽しみにしてた。
 それなのに……。
 
 
 
 
 おれたち新婚なんだから、もっと融通きかせてくれたっていーじゃん。
 らぶらぶさせてくれたって、いーじゃんよ。
 
 
 

O「あー、カズの『おめでとうラブラブ』が聞きてえ……っ」
 
 
 
 
 
 
 ロケバスの中、これでもかってくらいに理不尽さに憤ってたら、顔なじみのスタッフが乗って来た。
 

 「おーちゃん、明日誕生日だよね、おめ……」
O「わーわーわー!?ストップ!ストップ!」
 「?」
O「いいか、それ以上言うんじゃねえ」
 「どしたの?」
O「ファーストおめでとうはカズに言ってもらうって決めてんだ」 
 「ははあ……。相変わらずだね、君たちは」
O「おう♪なんたって、カズはおれの一番だ♪」
 「……ひやかしにも照れてくれないおーちゃんは大物だよ」
 
 
 
 呆れ顔のスタッフが脱力している理由がわかんなかったけど、大した問題じゃないからスルーした。
 今のおれの頭の中は、早く帰りたいってことのみだ。