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※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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一応、2015年-2016年のONサマのHappy Birthdayのおはなしの続きとなります。

 

 

 

[11/25 21:30]

Side:N
 

 「お疲れさまでした。明日は11時にお迎えに上がります」
N「うん、わかった。ありがとう」
 
 
 
 仕事が終わり、マネージャーに自宅ではなく智の家に送ってもらった。
 家主はまだ帰っていないけど、今日はここで智の帰りを待つ。
 

 智の誕生日前夜。
 智にしては珍しく、だいぶ前から仕事の予定を確かめてた。
 なんとなくわかってたけど、そ知らぬふりして理由を聞くと、「日付が変わる瞬間をカズと一緒にむかえたい」って、照れもせずに教えてくれた。
 

 照れてしまったのはむしろオレだ。
 
 

N「////」
 

 思い出してまた顔が熱くなる。
 だって、智ってば真顔で言うんだもん。
 照れるなっていう方が無理だよねっ。
 
 誰も聞いてないのに言い訳をしながら智の家にあがると、嗅ぎ慣れた智の家の匂いに包まれた。
 瞬時に仕事モードから解放される。
 
 
 

N「なるべく早く帰ってきてくれると嬉しいんだけどね」
 

 思わず本音がこぼれ出ていた。
 
 
 
 

 昨夜、不機嫌な声で智が電話してきた。
 理由はすぐ判明。
 
 
O『明日のロケ、やっぱ遅くなるって……』
N『うん。わかってたことだし、仕方ないよ』
O『……』
N『智』
O『……ん?』
N『智の部屋で、待ってていい?』
O『うん。待ってて、なるべく早く終わらせるから」
N『急がなくていいよ。安全第一。智がオレのトコに帰ってきてくれるなら、オレ、待ってられるから』
O『うん!でも、頑張る』
 

 ロケの内容を聞いた時から、巻きで終わらせるのはムリだってわかってた。 
 おそらく日付が変わるだろうことも……。
 
 
 
 
 
 

N「一番に言うのは、無理かな」
 
 
 日付を越えるころ、たぶん智の周りにはたくさんの人がいる。
 たとえ聞きたくないと思ってくれてたとしても、強制的に聞かされる。
 それは、智のせいじゃない。
 
 
 
 
N「せめてメールの1番をゲットしますかね」
 

 スマホを取り出し、すぐに送れるように文章を打ち込む。
 メールだけど、気持ちだけはたくさん込めた。
 
 
 
 
 
N「ライバルは相葉さんかな?」
 

 誕生日のメールだけは異常に早いメンバーに勝つべく、0時に向けて気合を入れた。