※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

Side:M
 
 
 
 
 
 映画撮影真っただ中の本日。
 不肖ながら俺、松本潤の33歳の誕生日。
 
 
 
 なんとなく予想はしてたけど、映画の出演者やスタッフ全員で盛大に祝ってもらった。
 
 わかってたはずのサプライズ。
 だけど、やっぱりすげえ嬉しい。
 もちろんすぐに感謝は伝えたけど、ちゃんと伝わっていることを願う。
 
 
 
 
 

 その後、順調に撮影が進み、夕方には予定分を取り終え解散となった。
 
 『良い誕生日になったよな♪』って思いながらも次のコンサートへ向けて、おなじみのスタッフ達が集まっているミーティングルームに急ぐ。
 誕生日だからって、休んでる暇がないのはありがたいことだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ミーティングルームに到着し、お気に入りのサングラスをかけたままドアを開けた。
 
 
 
 
 
M「うぃ~っす……っ!?」
 
 
 

 そこには見慣れた顔が4つ。
 
 
 
 
 
M「……あんたら、なにしてんの?」
 
 
 
 サングラスを少し下にずらして、まじまじと4人の顔を見る。
 
 
 
 
 
 
 

O「松潤!」
S「松潤!」
A「松潤!」
N「J!」
 

 息びったりの呼びかけに若干後ずさり。
 
 
 
O「今日は"いちご"だよな」
S「今日は"翔潤"だよな」
A「今日は"モデルズ"だよね」
N「今日は"末ズ"だよね」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
M「……は?」
 
 
 
 何を言われたのか、理解するのを脳が拒否する。
 
 
 
 
 
 
 
S「まっ、松潤は『虫みたい』って言われてたジュニアの時から俺に、あっ//……、憧れてた//んだから"翔潤"に決まってんだろ///」
N「……ボソッ(翔ちゃん、照れちゃダメ)」
S「……ボソッ(わっ、わかってる)」
 
 
 
 ニノが翔さんの側でぼそぼそと話す前に相葉君が立ちふさがった。
 
 
 

A「いーやっ!そんな大昔のことなんて松潤は覚えてないよ。それよりも最近はおれとCM共演してるし、"モデルズ"だよね」
O「……あははは」
N「……ボソッ(すげー、棒読み)」
 
 
 
 相葉君の後ろにいたニノが、笑ってる大野さんをおれの方へと押し出す。
 ……GOサインを出したように見えたのは、俺の錯覚か?
 
 
 
 
 

O「え~っと、やっぱり"いちご"で決まりだよな。松潤はおれのこと好きだもんな」
S「……ボソッ(なんで照れずに言えるんだ)」
 
 
 
 後ろに下がった相葉君が「おれの出番、もう終わりだよね?」って聞いて、人差し指を立てた翔さんに「しぃ~!」って怒られてる。
 
 
 
 
 
 
 
N「そんなことないよね~、Jは受け身のオレのことがスキだもんね」
O「ばっ!?カズ……イテッ」
 
 
 
 いつの間にか俺の腕に手をかけ、上目遣いで見上げてたニノ。
 慌てて反論しようとした大野さんの足をノールックでふんでやがる。
 
 
 
 
 
 
 

O「松潤、おれを選べ!」
S「松潤、お//俺を選べ」
A「松潤、オレを選んで!」
N「J、オレだよね」
 
 
 

 迫ってくる4人。
 なんかわからんが、悪乗りには乗るに限るよな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
M「俺は、この尖った顎がダイスキだ!!」
 

 横にいるニノの顎を両手で触りまくりながら叫んだ。
 
 
 
 
 
 
 

N「やりぃ!見たか!オレの勝ちだ!」
S「あー、マジかよ。俺、羞恥に耐えたのに」
A「ありゃりゃ、負けちゃった」
O「……」
 
 
 

 わかっちゃいたけど、コイツらなんかかけてやがったな。
 なんかちょっと、おもしろくねえ……。
 
 
 
 
 
 
 

M「ニ~ノ。お前を選んだからには、なんかご褒美くれんだろ?」
N「……(ニヤリ)」
 

 あーあー。
 おれのイタズラ心につられてニノのスイッチもはいった。
 
 
 

N「そうですね。Jは今日誕生日だし、オレでできることならなんなりと」
M「へぇ~、言うねえ」
S「ちょっ……」
A「え~、松潤ってばニノちゃんに何をさせる気?」
O「……」
 
 
 

 ニノをまっすぐに見つめたら、まるで挑むように見つめ返される。
 さて、どうするかな……。
 
 
 
 
 

 ぶちんっ!!
 
 
 
 
 
 ん?ぶちん?
 
 
 

 ぐいっ!!
 
 
 
M「……へ?」
 
 
 

 いきなり引っ張られた……と思ったら、目の前に大野さんのドアップ。
 
 
 
 
 
 
 
 ぶっちゅうううううう!!!
 
 
 
 
 
 問答無用でべろちゅーをかまされた。
 
 
 
 大野さんの突然の暴挙に誰一人ついていけない。
 
 
 

 ちゅっぽん!
 
 
 

 静寂の中、ようやく唇を解放された。
 しばし放心の後……。
 
 
 
 
 
 
M「なっ、何しやがる!」
O「うえぇぇ!松潤なんかとちゅうしちまったじゃねえか!!」
M「なんかって、そりゃねえだろ!」
 
 
 
 いきなりキスされて、思いっきり嫌がられるとかあんまりだろ!
 ちょっとだけ涙目になってたら、大野さんが自分の背後にニノを隠している。
 
 
 
O「いいか!今のはご褒美とおれとカズからの誕生日プレゼントこみだ!だから絶対にカズに催促すんじゃねえぞ!!」
 
 
 

 ちょっと待て、あんたまさか。
 
 
 

O「カズはおれんだ!例え誕生日だとしても、一ミリたりとも渡さんっ!!」
 
 
 
 
 
 言うだけ言い切った大野さんは、そのままニノを抱えて去っていった。(ちなみニノは笑いを押さえるのに必死そうだった)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 残された俺たち3人。
 
 
 

M「なあ、俺、今日誕生日なんだけど……」
 
 
 
 脱力しながらも納得できず、力なく同意を求めた。
 
 
 
 
 
S「もちろんだ。松潤、今から飲みに行こう」
A「うん、翔ちゃんがおごってくれるって」
S「なっ……まあ、いいよ」
A「やたっ♪」
 
 
 
 
 
 
 

 誕生日なのに、4人に遊ばれたあげく大野さんにキレられた。
 そしてそのことを慰めてもらいに翔さんと相葉くんに飲みに連れ出された。
 
 
 
 
 
 
 

 ……って、やっぱり納得できねーよっ!?
 
 俺の誕生日を返せ――っ!!!
 
 
 
 
 

Fin
 
 
 
 HAPPY BIRTHDAY♪
 Jun Matsumoto
 
 
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
まっ、間に合った(;´Д`)ノ
もうムリかと思ってたーー!!
Jサマ、お誕生日おめでとう♡
ワ━(*゚∀゚人゚∀゚*)━ィ♪!