※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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Side:O
コンサートのリハーサル。
松潤がニノにタイミングの確認をしている。
ニノが状況を把握するのがうまくて、客観的に物事をみれるからだ。
もちろん仕事だってこともわかってる。
もちろん仕事だってこともわかってる。
だけど、近くねえか?
そんなにくっつく必要なんてねえだろ。
そんなにくっつく必要なんてねえだろ。
ああーっ!
ニノのやわやわのほっぺたをさわるな!
それはおれの特権だ!
ニノのやわやわのほっぺたをさわるな!
それはおれの特権だ!
松潤の奴!
絶対いまニヤけたツラしてんぞ!
絶対いまニヤけたツラしてんぞ!
くうぅぅぅ!!
ヤバい、このまま2人を見続けたら確実に邪魔する自信がある。
気になりつつも、泣く泣く後ろを向いた。
気になりつつも、泣く泣く後ろを向いた。
向いた先に、スタッフと談笑する翔くんがいた。
この人には本当に感謝している。
本来なら一番年上のおれがやらなきゃいけないようなことも、翔くんが代わりにやってくれんだよな。
コメント横取りしても怒んねえし、出来た男だよ。
本来なら一番年上のおれがやらなきゃいけないようなことも、翔くんが代わりにやってくれんだよな。
コメント横取りしても怒んねえし、出来た男だよ。
S「ニノがさ……」
そんなできる男の翔くんが、ニノのことを自慢げに話している。
翔くんはよくニノのことを口にするんだ。
翔くんはよくニノのことを口にするんだ。
仕事中、どんなムズカシイ局面にぶち当たったとしても、なんとかしてくれるニノの存在をものすごく大事に思ってんだよな。
そしてニノも、アイコンタクトだけでやりたいことを察してくれる翔くんの存在を大切に思っている。
そしてニノも、アイコンタクトだけでやりたいことを察してくれる翔くんの存在を大切に思っている。
悔しいけど、そこに入り込むことができない。
スキンシップなんておれに比べればほんっとーに少ないんだが、その心のつながりに……妬いてしまう。
A「なになに?ニノがどしたの?」
S「ああ、この間さ……」
目の前の集団に相葉ちゃんが加わった。
彼はほんとにイイ奴なんだよね。
誰に対しても優しいし、絶対に怒ったりしない。
それどころか、嫌な顔すらしない。
誰に対しても優しいし、絶対に怒ったりしない。
それどころか、嫌な顔すらしない。
だけど……おれには一番油断ならない相手でもある。
N「大野さん?」
O「あ……打ち合わせ終わったのか?」
N「うん、ちょっと調整するから15分ほど休憩だって」
O「そっか」
気づけば横にニノがいた。
翔くんたちには松潤が伝えにいっている。
翔くんたちには松潤が伝えにいっている。
N「眉間にしわがよってるよ?」
おれの顔を下から覗き込んでいる。
自然とさっきまで松潤に触られていたほっぺたに目がいった。
欲求に抗えずに右手をのばす。
自然とさっきまで松潤に触られていたほっぺたに目がいった。
欲求に抗えずに右手をのばす。
N「なにしてんですか……」
O「……」
N「大野さん?」
O「……」
N「大野さん?」
掌全体で肌のきめ細かさを確認しながら、親指と人差し指でつまんでやわっこさを堪能する。
いつもだったら振り払われるけど、今日は心配そうにおれを見返している。
いつもだったら振り払われるけど、今日は心配そうにおれを見返している。
O「最近も相葉ちゃんの家に行ってるのか?」
N「ほんと、どうしたんですか?」
O「どうなんだ?」
N「相葉さんは今忙しくてオレに構ってくれるような暇なんてありませんよ」
O「そっか」
N「そうですよ。もう、なんか今日の大野さんは変ですよ」
N「ほんと、どうしたんですか?」
O「どうなんだ?」
N「相葉さんは今忙しくてオレに構ってくれるような暇なんてありませんよ」
O「そっか」
N「そうですよ。もう、なんか今日の大野さんは変ですよ」
一瞬目を眇めたニノが、柔らかい表情で頬を触っているおれの手に丸っこい手を重ねてきた。