※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

Side:S
 

 ひとしきり泣いた後、恥ずかしかったし、なによりもこの空気を払拭したくて話題を無理やり変えた。
 
 
 

S「智君、腰以外のことは、ハッキリ言ってあなたが悪い」
O「……ん」
N「ちがう!そんなことない」
O「いいから、翔くんの言う通りだから」
N「リーダー……」
 
 
 ニノに悲しい思いをさせ続けてきた自覚のある智君は、あっさりと受け入れた。
 ……これも、計画通り。
 
 
 
 
S「だったら、ちゃんと誠意を見せてくれるよね?」
O「おう!なんだって、どんとこい!」
A「翔ちゃん、リーダーも反省してるみたいだし、もういいでしょ……」
M「……何考えてんの?」
 
 
 相葉君と松潤が智君を擁護する。
 ニノは無言で「リーダーをいじめないで」って言っている。
 健気だなあ。
 
 
 
S「じゃあ、迷惑料をもらっていい」
O「……いいぞ」
 
 
 みんなビックリしている。
 そりゃそうだ。
 まさか俺がそんなことを言い出すなんて思ってなかっただろうしな。
 
 
N「翔ちゃんっ……」
O「いいから」
 
 
 抗議しようとしたニノを智君がとめた。
 
 
 
S「ここの部屋代、あなた持ちね」
 
 
 
 
 
 
 
O「……へ?」
S「俺たちはとっとと退散するから、ニノを思いっきり可愛がってやんな」
 
 
 ニッと笑ったら、すぐに意図に気づいたニノが赤くなった。
 
 
 
 
M「ああ、そういうこと。なら、納得だな」
A「翔ちゃん、やるぅ!」
O「……?」
 
 
 テンションの上がった相葉君が指笛を鳴らす。
 それを横目で見た松潤が、羨ましそうにしている。
 
 智君は、ここまできても意味がわかっていないらしい。
 仕方ないなあ。
 
 
 
S「だって、あなた絶対にニノをこんなとこに連れてこないでしょ」
O「……」
S「たまにはこういうこともしないと、愛想尽かされるからね」
O「マジか!?」
N「無い無い無い!そんなことないですから!翔ちゃん、いい加減なこと言わないでください」
 
 
 赤い顔のままの奴が否定してきた。
 「ふはは」って笑って、相葉君と松潤に合図する。
 2人とも頷いた。
 
 
 そのまま部屋を出て行こうとしたところで思い出し、智君に釘をさす。
 
 
 
S「ニノのこと、抱き潰さないでね」
M「場に飲まれて、無茶しすぎんなよ」
A「あひゃひゃ、甘~い一夜をお過ごしください(笑)」
 
 
 
 ゲラゲラ笑ってドアを開ける。
 閉まる直前、ニノの「ばかあああぁぁぁ///」っていう絶叫が聞こえてきた。