※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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2015年のおはなしです。

 

 

[6/18 evening]
 

Side:S
 

 次のコンサートへ向けての大事なミーティング。
 なのに……酒臭い。
 
 そして、いつも近い2人の距離が、今日はさらにグレードアップ。
 半身をぴったりとあわせて、テーブルの上で指を絡めている。
 
 さらに――。
 
 
 

O「カズ」
N「なあに?」
O「なんでもねえ」
N「ふふ……変なリーダー///」
O「なあ、カズ」
N「なあに?」
O「へへへ」
N「もう///」
O「カズ」
N「ん、なあに?また呼びたくなったの?」
O「それもあるけど……やっぱりおまえ、かわいいな」
N「///」
O「照れるのもかわいいだけだぞ」
 
 

 ……っとまあ、朝からずっとこんな感じなんだ。
 ゲロ甘すぎて、胸やけしそうだ。
 
 松潤もそんな二人の変化に戸惑っている。
 相葉君は……にこにこ見守ってる。
 
 
 
 ぐいっ!
 
 
 智君がニノの襟元を引っ張って中を覗き込んだ。
 ニノは怒るでもなく、同じように覗き込む。
 そして、見つめあって微笑みあう。
 
 この一連の流れも今日だけで何回繰り返しているのやら……。
 
 
 
 
 
 
A「ねえ、ねえ、ねえ!さっきから何見てんの?」
N「……知りたいですか?」
A「うん!めっちゃ気になる」
N「リーダー、教えてもいい?」
O「いいぞ」
N「ありがと」
 
 
 ニノは、何故か智君から許可をもらった。
 すると智君がニノの襟元から手を突っ込んだ。
 
 
 ぴくん!
 
 
N「やっ///リーダー、それちがう///」
O「あっ、わりい。いつもの癖で乳 首さわちまった」
N「////」
 
 
 ……そんなの誰も聞きたくはない。
 松潤は俺と同じで渋い顔をしているが、相葉君は……超、ウケてる。
 
 
 
A「リーダー、エ ロい!」
 
 
 ニノに涙目で睨まれた智君が突っ込んでいた手を出した。
 
 
 ネックレス?

 ニノがネックレスをしてくるなんて、めずらしい。
 
 
 智君がゆっくりと手のひらを開いて行く。
 
 
 キラキラキラ……
 
 
 智君の男らしい掌の上には、チェーンに通されたリングがあった。
 よくみたら、ダイヤらしきものがついている。
 もしかして……。
 
 
 
 
S「誕生日……プレゼント?」
O「おう!あたりだ」
M「ただのリングじゃ、ねえよな……」
O「えんげーじりんぐだ!」
N「///」
M「っ!」
S「……」
A「うっひゃあ!とうとうリーダーやったんだね♪」
 
 
 
 嬉しそうに報告する智君の横で、ニノが真っ赤になっていた。
 相葉君は智君とハイタッチしている。
 なんでそんなに適応できんだよ!
 俺は、めっちゃ動揺してんのに!
 
 
 
O「おう!だからこれからは、たとえメンバーでもカズに気軽に触んじゃねえぞ!」
A「うわあ!リーダー意外にやきもち焼きの亭主関白だね」
O「焼きまくりだ!」
N「自慢しないでよ///」
 
 
 バシッ!
 
 
 ニノが横から智君を叩いた。
 
 
 
A「あひゃっ、そんなに照れなくでもいいのに、ねえリーダー」
O「そうだぞ、みんな知ってんだから」
A「あっ、さらに赤くなってる!ひゃひゃひゃ……あっ、そういえば、リーダー、アレ使った?」
O「使った!なかなかよかったよ!」
A「へえ!リーダーやるう!ん?……ってことは、昨日おれたちが寝ている時にヤッたんだ!」
O「あったりい!」
 
 
 
 …………ヤ った?
 
 
 思い当たることは一つしかないが、昨日は部屋は違えど俺たちも家にいたんだ。
 常識のあるニノがそんなこと許すハズがねえよなあ……。
 
 
 
 希望を込めてニノを見る。
 
 
 ニノは、耳まで赤く染め、涙目になっていた。
 よくみれば、震えている。
 
 
 

N「リ、リ、リ、リーダーのばか あ あ ぁ ぁ ぁ ///」
 
 
 

 ……ってニノ!
 おまえ、ヤ ったのかよ!?///
 
 
 

 なんだか歳を重ねる度に、ニノが智君に染まっているような気がするのは、俺だけなんだろうか……。
 

Fin