※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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Side:N
オレは、恐れていたことをとうとう実施してしまったらしい。
N「ごめんなさい!」
転びそうになりながらベッドを降り、土下座した。
急に動いたから、腰とあらぬところが痛いがそれどころではない!
額が床に着くくらいに頭を下げ続ける。
正直、怖くてリーダーの顔が見れない。
いつも優しく見守っていてくれるリーダーの目が、軽蔑したような目になっていたらと思うと……顔をあげることができない。
どうしよう……。
考えたく、ない。
現実逃避してしまいたい。
そんな風に思考が停止していたら、リーダーの方から声をかけてきた。
O「あのさ、この場合、謝るんだったらどう考えてもおれの方だろ……」
N「それだけは無い!覚えてないけど、こんな状況になっているのは絶対にオレがリーダーを襲ったからでしょ!」
O「……そうでもないんだな」
N「嘘!リーダー、いくら優しいからって加害者を被害者がかばっちゃダメだよ!」
O「加害者……んな大げさな」
リーダーは、こんな状況でも優しかった。
しきりに「土下座はやめろ」と言ってくる。
だけど、それで何もなかったことにはならない。
腹をくくって顔をあげた。
その先には、いつもと同じように優しくオレを見つめているリーダーがいた。
いつもは嬉しく思っている優しさが、今のオレにはツライ……。
N「これからはなるべく近づかないようにするから、それでどうか勘弁してください」
オレはリーダーの返事を聞かずに服を両手に抱えて逃げ出した。