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無題

もう


二度と


会えないかもしれない


その人の


幸せを


願えること



それが、私の


大人になった


証です

近年で一番どうでもよかった事


コトを済ませるとすぐに寝るTは

『男の生理現象だから仕方ない』

と言う。

私は別に“余韻を一緒に味わってほしい”的な事ではなく、次の日も仕事だったりするから“早めに帰りたい”のに寝られて困る。

んで、いいかげん起こして、向こうは『ごめん』とはいうけど、あまり自分は悪くないふうにして私を送ってくれる。

あまり押し付けがましいことは言いたくないから責めたりは、しない。


今日、こんなメールが来た。

『終わるとどうして眠くなるのかわかった!!』

ちょっとーこっちまだ職場なんだけど。と思いながら聞くとくだらない人間の体のメカニズムうんちくを知ったかぶって述べただけだった。

くだらね~

作戦は愛してる

初チューの話



仕事おわりに待ち合わせてご飯を食べたりお酒を飲むようになって3度目くらいの時の事

その時はもう、向こうが積極的で好意を持ってくれていることはわかっていたし、このままこれが続けば付き合うようになるんでないかと思っていた。

明日も仕事だから(彼の職場は出勤時間が早い)遅くまでゆっくりできないよ、ごめんね。と言ったはずの彼が、23時回った頃になって海に行こう、と言った。

港町なので海はすぐ近かったが、そばの漁港ではなく車でちょっといった海水浴場に連れていかれた。

もともと育ちが内陸の私は見慣れない夜の海が不気味で怖くて仕方なかった。

口に出して『怖いよ』と言ったけど、海育ちの彼は『なんで』と笑ってスタスタ砂浜を歩いた。

懐かしい、と海を見つめる彼と、怖くて仕方ない私。

『○○○』

と名前を呼ばれ、返事をするかしないかって瞬間で、顔が近づいてきた。


よくある漫画みたいに


〇☆¥$∞▼□◎※???

みたいになった私は、一歩後ずさりしたような気がしたけど、確かに受け入れていた。


『付き合ってくれませんか』




そういうふうに始まったのは、7ヶ月前の事だ。


その時の臨場感が今でも鮮明に思い出されて、どんなにラブラブでも二度と味わえないときめきのことを思うと、とても愛しい。



今日、彼の実家に行った。
お母さんとお父さんとおばあちゃんがいた。
今度は私が彼を地元に呼ぶ番だ。

彼の地元より、ちょっとだけ都会にある私の育った町。



娘に彼氏がいるなんてオーラも気配も気づかない母親と、世界で一番娘を愛している父親に、近々紹介しに行くなんて。想像出来ないけど、反応を早く見てみたい気もする。



お父さん、彼は、お父さんのように私を愛してくれる人だから、知らんぷりしないでね。



あの日、突然キスされて、目を白黒させながら、今日はもっとおしゃれしてくれば良かったと思ったあの頃の私が、頑張れと手を振っている。
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