NO INTERVIEW, NO LIFE. -3ページ目

NO INTERVIEW, NO LIFE.

Interviewr Yohei hayakawa's Blog
(インタビュアー早川洋平の取材ノート)

 6月7日、「人生を変える一冊」初のトークライブを開催した。
ゲストは『マイクレド』著者の浜口隆則さんと村尾隆介さん。


聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~
『マイクレド』


聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~

浜口隆則さん(ビジネスバンク代表取締役)



聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~

村尾隆介さん(ブランド戦略コンサルタント)



ライブの特徴は、来場者の質問を軸に展開すること。理由は明白。 僕が質問(インタビュー)することで人生を変えてきたのと同じ体験を、 ひとりでも多くのリスナーさんにしてもらいたかったからだ。    80人の参加者からは、本当にさまざまな質問が寄せられた。 そんななか、最も多かったのがこんなQだった。 「震災を経て、先行きが不透明ないま、どんなことに自己投資していけばいいのか」  僕自身、放射能や次なる地震への不安を日々感じるし、 巷にはモノやサービスが売れないという声も相変わらず絶えない。  しかし、こんな状況でも(こんな状況だからこそ)「自分を磨く」 ことに意識がむく来場者のみなさんに、 僕は日本人の強さを垣間見たような気がした。  多くの人から寄せられたこの質問に、村尾さん、 特別出演してくださった堀江信宏さん (スピードチェンジ・ジャパン代表取締役)は、具体的に答えてくれた。
聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~

堀江信宏さん
おふたりの回答はそれぞれ、 多くの人がうっすらと気づきながら目を背けてきたものだった。 来週7/9配信のポッドキャストでぜひ、聴いていただきたい。  ふたりの答えを受けた浜口さんは、あえて別の角度から質問に答えてくれた。 「僕は何を勉強するにしても、何を頑張るにしても、最終的に人から信頼され ることを目指しています。やっぱり信用されない人って悲しいじゃないですか。 もちろんそういう人には仕事も集まってこないし、友達も少ないでしょう。 信頼されない人にはなりたくないんです」  では信用を得るためにはどうすればいいか。来場者と僕のそんな心の声に、 浜口さんは続けた。  「僕が大切にしているのは、『小さな約束を必ず守る』こと。 なにも大きな約束を果たさなければ、信頼が得られないってわけじゃないんと思うんです。 時間を守るとか、あった時いつも必ずあいさつするとか…… こういう細かいことの繰り返しをきちんとできる人が、 不透明な時代になればなるほど強いんじゃないかな」  シンプルながら本質を突いたメッセージに、会場が静まりかえった。 僕は、自分が全幅の信頼を置く大切な人たちを思い起こした。 確かに彼らはみな、これまで小さな約束を守ってきてくれた。 と同時に、僕自身も彼らとの約束を守り続けてきたことも思い出した。 強い信頼関係って、こうやってできるのか。わずかな静寂の間に僕は感じた。  気づけば著者インタビューも115人目。メールマガジンも102号を迎えた。 当初、伸び続けるダウンロード数とは裏腹に、だれからも反応がなかった。 苦言や辛辣なレビューも少なからずいただいた。  でも、インタビューには、「聞かれた人(ゲスト)も それを聴いた人(リスナー)もハッピーになる」そんな力があることを信じ、 ここまで走り続けてきた。  変化が如実にあらわれたのは昨年の秋頃から。 記事に対する感想や応援のメッセージをもらったり、 懇意させていただいている著者の講演会にお邪魔した際に 「早川さん、聴いていますよ」と声をかけてもらったりする機会が増えてきた。  本当にうれしかった。  自分には突出した才能はない。元新聞記者なのに、見ての通り文章も拙い。  でも、幼い頃父からもらった「継続は力なり」 という言葉をただひたすら信じて生きてきた。 だからこそ、浜口さんがおっしゃっていた 「小さな約束を積み重ねる」ことの重要性も痛いほど感じた。  正直文章を書くのは苦手だし、好きじゃない。 でも、こんな文章でも読んでくれる方がいるなら、僕は書き続けていきたいと思う。  一度ならだれにでもできることを、だれもできないところまで積み重ねる。  楽しみながら、そのレベルを目指していきたい。 ■全ゲスト114人のインタビュー一覧はこちら


■浜口さん、村尾さんのインタビュー音声はこちら からお聴きいただけます。
 (「人生を変える一冊」無料会員登録ページにジャンプします)

聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~

☆前編の記事はこちら から



 本書にあるヒントでもうひとつ僕の心を奪ったのは「一人という贅沢」という項。個人でも仕事でも「一人の時間は本当に大切」というシンプルなメッセージだが、いまの僕にはとても深く刺さった。

 みなさんは、日頃意識して一人の時間を設けているだろうか。

 僕は半年ほど前から「全体を俯瞰する時間」を毎週2時間必ず設けている。
 
 忙しくてそんなヒマはないよ、そう思う人も多いと思う。僕自身そう思っていた。毎日目の前のことでせいいっぱいだったからだ。緊急度と重要度別のTO DOももちろんつくった。でも、忙しさはあいかわらず。そんなときある起業家の先輩からこんなことを聞いた。

「早川くん、TO DOリストもいいけど、全体を俯瞰する時間を定期的につくったらどうだろう」

 いまいちぴんと来なかった僕だが、半信半疑で今進行しているプロジェクト、今後事業化したいアイデア、ここだけは譲れないという自分軸、大切にしたい人などを「MY LIFE」と題したマインドマップに書き込んでいった。

 僕はこのマップを毎日見る。そして毎週更新する。どんなに忙しくても、こんな時間を定期的に設けると、驚くべきことが起きた。忙しさが半減したのだ。それは、このマップで「全体を俯瞰する」時間を設けることで、公私ともに自分の軸から外れることに時間を割かなくなったからだと思う。

 忙しいときこそ、一人になって全体を俯瞰する時間を設ける。

 松浦さんとのインタビューで、僕はこの重要性を改めて痛感した。

 僕がおすすめするのは、「全体を俯瞰する時間」を、手帳やウェブカレンダーに毎週入れ込んでしまうこと。たとえば、毎週金曜日の午前中は必ずお気に入りのカフェや静かな図書館に行く、と行った具合にだ。会社勤めの人でも早朝や休日をうまく使えば、この時間はとれるはずだ。

 だからそんなヒマないって! 改めてそう思ったあなたにこそ、この方法はおすすめ。
「今日をていねいに」生きることにつながると思います。



■松浦さんのインタビューはこちら からお聴きいただけます。
 (「人生を変える一冊」無料会員登録ページにジャンプします)

聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~

●番組でフォーカスした松浦さんの著書
 『今日もていねいに。』

聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~



●松浦さんの「人生を変えた一冊」
『高村光太郎詩集』

聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~



■全ゲスト113人のインタビュー一覧はこちら
 初春のとある午後。僕は新宿の喧噪から少し離れたところにある暮らしの手帖社を目指していた。

 閑静な住宅街に溶け込むコンクリート打ちっ放しの社屋。30分前に現地周辺に到着していた僕だったが、出版社のイメージとは異なるその外観に全く気づかず、到着したのは取材開始5分前のことだった。

 今回インタビューしたのは、同社が発行する家庭向け総合誌『暮しの手帖』 編集長の松浦弥太郎さん。
自由をテーマにしたブックストア「COW BOOKS 」代表、文筆家でもある。

聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~

 番組でフォーカスした書籍は『今日もていねいに。』  

聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~


実は本書、いまから2年以上前にある方から強くすすめられ購入したのだが、長く我が家の本棚に眠っていた(松浦さんゴメンナサイ)。

 当時の僕は今以上に余裕がなく、読書に「ビジネスやお金に直結する即効性のある知識が得られるか」ばかりを求めていた。

 もちろんこれらは一起業家として必要なことだと思う。しかし、起業してから「目に見えるもの」ばかりを追いかけがちだった自分が、ここに来て行き詰まりを感じていたのも事実。そんな昨年末、本棚を見上げると目に入ってきたのが『今日もていねいに。』だった。

 ひさびさに読んだ本書には、せかせか生きていた僕に、「目に見えないもの」の大切さを説く数多くのレッスンが詰まっていた。

 松浦さん自身、インタビューの冒頭で本書執筆のきっかけをこう語っている。

 「『いい車、いい家、いい服があるのがが幸せ』は昔の時代。これからは目に見えないものをどれだけも持っているかがいっそう大切になると思っていたんです」 

 本書には、彼自身が日々の経験から見つけた、毎日をよく働き、良く暮らすための珠玉のヒントががちりばめられている。

「何かを教えるのではなく、僕はこんなことに気づいたり、こんなことを大切に思ったりしているんだけどどうかな?というスタンスで書きました」と松浦さんが語るとおり、そこに僕がかつて読みあさった「ビジネス書」感はない。

 50を超えるヒントのなかで、特に共感しものがふたつある。


ひとつめは「基本条件は孤独」というメッセージ。

「日頃『一緒にやろうよ!』という機会はよくありますよね。でも前に進んでいるようで進んでいないことって多くないでしょうか。これはみなで一緒にやると『逃げ場』が生まれてしまう。でも一人だとそうはいかない。でもだからこそ自分を知ることになり、人間力を高めることにもつながる」

 松浦さんのこの言葉を聞いたとき、僕は起業したばかりのかつての自分を重ね合わせた。お金もアイデアも自信もない僕は、さまざまな交流会に足を運び、自分と同じく起業したての人と名刺を交換しては「ぜひコラボしましょう!」と提案したり、されたりを繰り返していた。

 でも、このコラボ。今思うと、うまくいったものは皆無に等しい。それはみな、コラボという名の依存体制に最初から入っていたから│そう思う。
 実際いまの自分のビジネスを考えると、そのほとんどが最初は、自分ひとりで脳に汗を何度もかきながら、苦しんで生み出したものだと感じた(もちろん、そのアイデアがビジネスになったのは、数え切れないほど人のお力のおかげです)

 もちろん、これは僕個人の意見。でも、僕がかつてインタビューした何人かの経営者もこう言っていた。

「多くの起業家が勘違いしているけど、コラボは絶対実力をつけてから」


▼松浦弥太郎さんのインタビュー音声を無料で聴きたい方はこちら
著者インタビュー配信ラジオ「人生を変える一冊」
http://kiqtas.jp/book/

■最近配信したインタビュー(バックナンバー)

Vol112『父から子に語る日本人の成功法則』
神田昌典さん(経営コンサルタント)

Vol111『死ぬときに後悔すること25』
大津秀一さん(緩和医療医)

Vol110『プラットフォーム戦略』
平野敦士カールさん(ビジネス・ブレークスルー大学教授)


6/7(火)、銀座で著者インタビュー配信ラジオ「人生を変える一冊」初のトークライブを開催しました。


平日の開催にもかかわらず、定員の70名を超える方がご来場。名古屋や広島から駆けつけて下さった方もいて、本当に感謝です。


僕自身がこれまで番組で数多くの方にインタビュー(質問)することで、
人生を変えてきました。
だから、同じ体験をリスナーのみなさんにもしてもらいたい。
それがライブ開催の最大の動機です。

震災のチャリティーも兼ねた本ライブのゲストは、
浜口隆則さん(ビジネスバンク代表取締役)、
村尾隆介さん(スターブランド フロントマン)。

彼らの共著である

『My Credo』をテーマに、変化の時代を幸せに生きる「ブレない自分軸」のつくり方にフォーカスしてライブを展開しました。


参加者のみなさんには、申込時に質問を募集したのですが

「新しい価値観の中で、どう自分の軸を保ちながら生きていけばよいか」
「被災された方と、今後どのようなスタンスで接して行けばよいか」
「これからの時代どんな、勉強をしていけばいいのか」

など、本当にたくさんの考えさせられる質問をいただきました。

ライブは、これらの質問を僕が代弁者となってインタビューに織り交ぜたり、Q&Aタイムで直接していただいたり……そんなスタイルで進行しました。

第1部のトークセッションには、会場を提供くださったスピードチェンジ・ジャパンの堀江信宏さんも参加。「震災でそれぞれが感じたこと、行動したこと」「これからの時代に必要なこと」などをお三方にうかがいました。





第2部は、書籍『My Credo』にフォーカス。早川が、本書誕生の背景や、マイクレドとは何か、なぜ必要なのか、などインタビュー、お二人のクレドもご紹介いただきました。


村尾さんのリードにより、「自分のルール」をつくるためのミニワークも行いました!会場は一気にヒートアップ。やっぱり参加者が一体になるっていいですね。

第3部は、このライブのキモでもある「Q&Aタイム」。
勇気を出して挙手した質問者の方、ありがとうございました。質問した方はもちろん、それを聞いていた方々にもきっと多くの気づきがあったことと思います。


エンディングは、滝沢ミナコさん(フルート奏者)、日野雅司さん(ギター奏者)によるジャズ・ボサノバセッション。お二人が奏でるすてきな音色に、参加者の方ひとりひとりが思い思いの時間を過ごしていました。


今回のライブで集まった募金総額は、

169,814円

全額、「震災復興リーダー支援プロジェクト」に活用され、
被災地の救援、復興のために使われます。

みなさん、ご協力ありがとうございました。

なお、本ライブは、人生を変える一冊vol114として7月に配信予定です。
参加できなかった方も参加された方もどうぞお楽しみに。


最後に。

僕からのゲスト出演の依頼メールに、
わずか1時間もたたずに「OK!」のお返事をくださった浜口さん、村尾さん。

会場を無償で提供してくださるだけでなく、トークセッションにもご参加くださったスピードチェンジ・ジャパンの堀江さん。

ライブを演奏で盛り上げて下さった滝沢さん、日野さん。

当日の運営を手伝ってくださったスピードチェンジ・ジャパンのみなさま。

収録をしてくださったエンジニアの菅野さん。
撮影などを手伝ってくれた山下君。

そして参加者のみなさま。

本当にありがとうございました。

参加者×ゲスト×インタビュアー早川でつくるこのライブは、
今後も継続的に開催していきたいと思います。

第2回も現在企画中ですので、
また詳細が決まりましたらブログやメルマガ等でお伝えします!
$聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~



こんにちは。早川洋平です。

震災からもうすぐ2カ月─。
僕自身、「個人」としては寄付をしてきましたが、
これとは別に「インタビュアー早川洋平」としてできることはないか、
ずっと悩んできました。
そのなかで出た結論は、これまで100名以上にご登場いただいた
著者インタビュー番組「人生を変える一冊」でチャリティーライブが
できないかということ。

番組リスナーには今回被災された方もいらっしゃいました。
ある被災者の方からいただいたお便り。
そこにあったのは、「番組を聴いて元気づけられた」との
シンプルなメッセージでした。
今回のチャリティーライブ音声を被災地の方に
どれだけ聴いていただけるかは、正直僕にはわかりません。
でもポッドキャストの「時間と空間を超える」力を僕は信じています。
義援金を通して、少しでも被災地の方の力になりたい。
そして、参加費というかたちで義援金を捻出してくださる参加者のみなさんに
「純粋に価値ある時間」をお届けしたい─。

このライブは、そんな思いに賛同してくださった
『マイクレド』著者の浜口隆則さん・村尾隆介さん、
会場を快く提供くださったスピードチェンジ・ジャパンさん、
フルート奏者の滝沢ミナコさんらたくさんの方のお力によ
り開催の運びとなりました。

参加費はすべて被災地へ寄付させていただきます。
ライブのコンセプトに賛同してくださる方のご参加をお待ちしています。

チャリティーライブ詳細はこちら▼
http://kiqtas.jp/book/live.html

《ライブ概要》
日時 2011年 6月7日(火)19:00~21:00(18:30受付開始)
定員 70名様
会場 スピードチェンジ・ジャパン株式会社(東京・銀座)
会費 5,000円
    ※会費は全額を被災地へ寄付させていただきます。

【第1部】トークセッション「震災で世の中はどう変わったのか。わたしたちが生きる道とは?」
浜口隆則さん×村尾隆介さん×堀江信宏さん
コーディネーター:早川洋平

【第2部】「人生を変える一冊」Vol.114インタビュー
『My Credo(マイクレド)』浜口隆則+村尾隆介著(かんき出版)
ゲスト:浜口隆則さん/村尾隆介さん インタビュアー:早川洋平

【第3部】Q&Aタイム
出演者のみなさんに、事前および当日頂いた質問にお答えいただきます。

【エンディング】スペシャルライブ「ジャズ・ボサノバセッション」
奏者:滝沢ミナコさん(フルート奏者)、日野雅司さん(ギター奏者)

チャリティーライブ詳細はこちら▼
http://kiqtas.jp/book/live.html