一日遅れですが、10月23日は「霜降」です。
「しもふり」ではなく「そうこう」と呼びます。
霜降は二十四節気の第十八にあたります。
霜降を迎えると、北から順番に日本列島が赤く染まっていきます。
モミジ、カエデ、ツタが北から順次、紅葉して紅葉狩りの季節になります。
福岡では11月上旬ごろから見ごろを迎えるようです。
「露が陰気に結ばれて霜となりてふるゆへ也」。
霜降は霜が冷気によって霜となり草木に降りる時期とされています。
霜が降りるといわれるのは一般的に0℃以下になってからといわれます。
近年は温度も上がっており、霜が降りるにはまだまだ早い時期になっているようです。
ですが、霜降の次の節季は立冬。
寒さは一気に訪れます。
本格的に冬支度、コートなどを準備し、寒さや冷えに対して予防対策を始めましょう。
霜降から立冬の間に吹く北風を「木枯らし」といいます。
そろそろ木枯らし1号が訪れます。
乾燥した大陸の風が流入するので、燥邪や風邪が強まります。
肺が弱い方は、加湿器やマスクの準備をし、しっかり備えましょう。
また、10月20日から11月6日は秋の土用となります。
霜降は土用にも重なります。
陰陽五行説において、土用には脾胃の働きを良くしてあげることが重要になります。
この時期からの代表的な旬の食材は、さつまいも。
ほくほくしたさつまいもは胃腸の働きを良くし、体力と気力を補います。
脾胃の働きが重要になるこの時期に、とりたい食材のひとつです。