酸甘化陰で潤いを | 『日々の健康お役立ち情報とたま~に雑談』 糸島薬局 薬剤師コガのブログ

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「酸甘化陰」という言葉があります。

酸味と甘味の組み合わせは、陰液を補うというものです。

 

陰液とは、カラダに必要な潤い成分を指します。このなかには血液なども含まれ、カラダの内臓機能を潤滑に動かしたり、乾燥を防いだりする働きなどもあります。
 

秋は肺の季節。秋には乾燥の邪気「燥邪」が活発になり、影響を受けやすくなる時期です。肺は「喜潤悪燥」という特徴があるので、肺の乾燥を防ぎ、肺の潤いを保つことが秋の養生のポイントです。肺の潤いを守ることは咳や肌の乾燥を防ぐ効果もあります。

 

寒くなり、乾燥が進んで咳き込むこともあると思いますが、こんなとき、酸味プラス甘味のものを摂取し、陰液を補充するといいですよ、ということです。

 

秋には梨や葡萄、柿、林檎や蜜柑などの柑橘類も旬を迎えます。フルーツは自然と酸味と甘味を備えているものが多いので酸甘化陰で陰を補うのに効果的です。

 

我が家では朝食にスムージーを作ることも往々にしてあるのですが、旬のフルーツを組み合わせてスムージーにするのも美味しくておすすめです (=゚ω゚)ノ