すっかりブログから遠ざかってしまいました。
4年前に父が、昨年秋に母が他界しました。
母はここ数年間は同居もしていたので家の中のあちこちから母の体温を感じてしまいます。
「死とは肉体を脱ぐだけの軽やかなるもの
肉体の死は魂の世界への誕生である。」ってシュタイナーの人智学ではいうのですが
やはり大切な肉親の死は、受け入れがたいものです。
いまだに私は気力がわかず、自宅での料理教室や栄養学講座を始めることができません。
母に会いたいし、あの時ああすればよかったのかもしれないって後悔したり、なかなか前に進めないのです。
それでもなんとか社会との接点をもたなければと、パートだけは行くようにしています。
思考力も停止、頭がぼーっとしています。このまま認知症になってしまうのではないかと心配したくらいです。
3月に入って母もお世話になっていた、私の中医学の先生のところにいきました。
何も言わなかったのに「色々大変だったね」と声をかけてくださり、その瞬間
涙があとからあとから溢れました。
先生のお母さまがなくなられた後、介護をしていたお姉さまが鬱になり自殺まで考えたとお話を伺いました。
「大切な人の死は、ましてずっと介護をしてきたのならなおのこと、肉体にも精神的にもダメージをくるのは当たり前だよ。今はしたくないことはしなくていい。」
そんなお話を伺うと少し気持ちが楽になりました。
処方された漢方は、五加参と丹参
蝦夷五加(シベリア人参) 辛・微苦・温 帰経は肝腎、効能は益気健脾・補腎安神 気分の落ち込みに対応したものです
丹参 更年期の女性は於血になりやすい。神経衰弱による動悸、不眠、不安の心血虚症状の解消
2か月飲んでみて、気力も少しずつ戻ってきたように感じます。
もうしばらく続けてみようかな。
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