世の中には記憶力の良い人と悪い人がいます。
この記憶力は、生まれつきのもので変えられないと思っている人も少なくないようですが、実際はそんなことはありません。
記憶力に関して、エビングハウスの忘却曲線という有名な実験データがあります。時の経過とともにどれほどの記憶が失われていくかという実験結果をグラフ化したものです。
このグラフを見ると、覚えてから1時間後には50~60%を忘れ、1日後には25%くらいしか覚えていないことが分かります。
この傾向には個人差がほとんどないそうです。
すなわち、どんなに優れた記憶力の持ち主でも時の経過とともに、どんどん忘れていってしまいます。
だとしたら、記憶力に個人差が生じるのはなぜでしょうか?
それは、記憶力の良い人は覚えた知識をしばしば思い起こしているからです。1時間後に50~60%を忘れるのであれば、その前に記憶を呼び起こせば良いだけです。
逆に記憶力の悪い人は、いったん覚えたらそれっきりというケースが圧倒的に多いです。
記憶力が悪いのは、勉強法が間違ってるだけかも?