お久しぶりです。だいぶ間があいてしまいましたが、ぬけちゃんの中島みゆきファンブログ更新です♪
丸一ヶ月更新できずにいた間に、季節はすっかり晩秋・・・もうすぐ冬・・・
今回は「氷中花」(ひょうちゅうか)を紹介させていただきます！
「氷中花」
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
編曲:瀬尾一三・小林信吾
収録Album「組曲（Suite）」(２０１５)
『組曲（Suite）』（スウィート）は、２０１５年に発表された、みゆきさん４１作目のオリジナルアルバムです。
オリジナルアルバムの中には、先に夜会で歌われている楽曲を収録したものもあります。
それらの曲も、もちろんアルバム初収録なので、夜会で歌われたものがどのようにアレンジされているのかが楽しみなんですけど・・・
なんと、この『組曲（Suite）』は完全に全曲が発表当時初公開の新曲ばかり！
発売発表から購入して聴くまで、収録曲のタイトルを見ながらひたすらどんな楽曲なのか妄想する日々でした。興奮度300％
期待のさらに上を行く、素敵な楽曲たち♪
【Album「組曲（Suite）」収録曲】
・３６時間
・愛と云わないラヴレター
・ライカＭ４
・氷中花
・霙の音
・空がある限り
・もういちど雨が
・Ｗｈｙ＆Ｎｏ
・休石
・ＬＡＤＹ ＪＡＮＥ
アルバム『組曲（Suite）』は、ＬＰ盤も発売されています。
「氷中花」の編曲は瀬尾一三さんと小林信吾さんが共同でなさっています。
長年、みゆきさんの楽曲のレコーディングで演奏され、コンサート＆夜会にはバンマスとして参加されていた小林信吾さんは、今年の１０月４日にお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りします・・・。
今回紹介する「氷中花」という歌のタイトルは、松坂慶子さんの「愛の水中花」に対抗してつけたとかつけなかったとか、みゆきさんがラジオでおっしゃっていた気がします。
氷中花は、お花を氷に閉じ込めた飾りで、冷房とかがない暑い夏に涼をとるためにつかわれていたようで、夏の季語みたいですね。なので季節外れではとも思いましたが、やはり氷と言えば冬、これからの季節！・・・ということで、今回選ばせていただきました！
まずはお聴きください
誰にも頼らずに強く
歌うことに憧れ
なさけないほど何ひとつ
叶わぬ自分を知る
誰にも甘えずに歌う
潔さに憧れ
境界線の重なりが
痛い街でうずくまる
夏だったよね
抱き合ったのは
明日を思わず
むさぼるように
夏だったよね
失ったのは
わけもわからず
ただ待っていた
もう泣かない
もう呼ばない
後悔の資格もない
情を持たない花のように
氷の中立っている
夢を見てた それは
誰にでも許される宝物だ
飛び立つことに不器用な
人間にとってさえも
溢れかえる夢
どれもこれも
届きそうで捨て難くて
置き去りにして
気付かない
一番大事なものに
夏だったよね
間違ったのは
一瞬の今と
永劫の未来
夏だったよね
欲しかったのは
もう戻らない
一瞬の今
なんて冷たい熱だろう
灼熱も情熱も
君のない夏ならば
氷の中咲いている
夏だったよね
抱き合ったのは
明日を思わず
むさぼるように
夏だったよね
失ったのは
わけもわからず
ただ待っていた
もう泣かない
もう呼ばない
後悔の資格もない
情を持たない花のように
氷の中立っている
君の無い夏ならば
氷の中咲いている
弾いたのが深夜につき、歌もギターも控えめとなっております・・・。
中島みゆき「氷中花」／あいだ抜作 1分間cover①
中島みゆき「氷中花」／あいだ抜作 1分間cover②
中島みゆき「氷中花」／あいだ抜作 1分間cover③
中島みゆきさんの「氷中花」で感じるのは、正・負の熱量です。
前半部分は、夢と現実を確認するかのように、ベースの音にのって、一言一言歯切れよい言葉で歌われています。
そこには希望とそれが叶わない気持ちが混じっていて、わずかながら温かさを感じます。
そこに、「夏だったよね」で、残っていた熱量をため息とともに吐き出すような歌唱があり、「もう泣かない〜」からは、氷の温度を感じるような冷たい叫びに移行しますが、なんとなく氷の中に閉じ込めた花をも想像できるような、凛としたものも感じます。
２番は、前半後半の熱量の差がより出ている気がします。
私の歌唱では、全く表現できていないですし、ギターはすでにお飾り・・・
是非素晴らしい原曲を聴いていただきたいです
※曲から受けたイメージは、すべて私個人の感想です・・・。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました！
