先週、母が泊まりにきました。一緒に近場に出かけたり、近所を散歩したりしました。たわいない雑談のなかで、母の友人たちの話なんかも聞きました。


母はフツーに友達やら知り合いやらがいます。

(私は友達ゼロですが…。) 

今は母は趣味のサークルに2つ入っているし、教員だった頃の付き合いもまだ残っているようです。辞めた先生たちの会みたいなのがあって、役員がまわってくることもあるようです。


とまぁ、健康で人並みの社会生活を送っていたなら、これくらいは人付き合いがあって活動してますよね。

そこで自然に会話が生まれ、話しはお互いの家族のことに及んだりもして当然でしょう。


母は、友人の娘さんがこんな活動をしているとか、遅い年齢になってから結婚することになったとか、たまに私にも教えてくれます。


でも、精神病んで無職で結婚もしてない自分の娘の話しはできないにきまってます。

少しでも私のことに触れれば、相手だって「娘さんは何をしているの?」と聞いてくることでしょう、悪気はなく。

精神の病気はおおっぴらにはできないのが現状だと思います、特に母親世代では私たち世代よりも。



去年、調子の良い時期に母と高尾山に行きましたが、そのことを母は友人に「一緒に行った人が山に慣れていなかったから、ロープウェイを使った」と話しておいたそうです。

もちろん'山に慣れていない人'とは娘の私のこと。


また、私も母も花とか植物が好きなので、私は一人で花を見に行った時の写真を母にLINEで送ったりするのだけど、それらの写真も「'ある人'が送ってくれた写真なんだけど」と、母は友人に見せている様子。



別にそれらのことに文句はない、むしろ適切なことかもと思います。相手だって病気と聞いたら余計な心配やら詮索やらをするでしょうから。


母はなにも娘である私の存在自体を隠す気はないけれど、精神疾患をオープンにするのはまだまだ難しいですね。