kazumiです。
今、私は占いの3択blogを書いています。
3択blogのこの記事を書いてる時に、とあるエピソードを思い出しました。
キヌゾウ君は、中2の時、全く学校に行かなくなり、人と会うのも怖がって家に引きこもっていました。
担任の先生が2週間に1度、様子を見に来てくれていました。
普通なら先生が2週間に1度家に来るなんて、煩わしいな、と思うかもしれませんが、
私はいつも先生が来てくれるのを楽しみにしていました。
先生は、とても明るくて元気で、たくさんお喋りしました。音楽の先生だったので、いつも家にあるピアノをノリノリで弾いてくれました。
先生は、帰る時に「キヌゾウ君、ちょっとだけ顔見せて〜」と言って、階段の下から大きな声でキヌゾウ君を呼びました。
「ちょっとだけでいいから顔だけ見せて〜」と先生がしつこく言うので、
キヌゾウ君はチラッと上から顔を覗かせました。
すると、先生は、
「そんな遠かったらあんまり顔見えないから、ちょっとだけ降りてきて〜」と言います。
キヌゾウ君は、しぶしぶ少しずつ階段を降りてきましたが、まだ遠いです。
先生は、「もうちょっと、もうちょっと、、握手しよう!」と手を伸ばし、キヌゾウ君の手を握ると、
「わ〜嬉しい!先生キヌゾウ君のパワーもらっちゃった!元気になっちゃった!」と言うではありませんか。
私はビックリしてしまったのです。
「先生のパワーをあげるね!」とか言うのかと思ったら、パワーもらえた!と喜んでくれてるのです。
引きこもって家から出ないキヌゾウ君から、もらうパワーなんてあるんだろうか、、、と思いましたが、
先生にそう言われたキヌゾウ君は、顔がパァっと明るくなっていました。
私は、何だか感動して涙が出ました。
先生は、いつも来てくれるたびに、キヌゾウ君に握手を求めて、「パワーくれてありがとう」と言ってくれました。
パワーって与えるんじゃなくて、もらうものなんだな、ってその時によく分かったのです。
キヌゾウ君は誰かにエネルギーを与える事で、自らの力でエネルギーを作り出せるようになるんだな、と分かったのです。
現にキヌゾウ君は、少しずつ元気になって、3年になると週1回学校に行くようになりました。
占いをしていると、カードから色んなインスピレーションが出てきます。
このエピソードもカードを引いて降りてきたエピソードでした。
良かったら、私の3択占いやってみて下さいね。