写経にCoCoRo鎮めて | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記


                      あの日から40日が経っている・・・ 

                      感性の共通点が豊かな友に久し振りにメールを送る。

                      「被災地への祈りを籠めて、写経をして神棚に上げた。」そうである。 

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                     自分もそれより前から考えていたのだが、CoCoRoを落ち着かせて

                     筆を持つ気持ちになれなかった。

                     友の行動に触発され、1枚276文字を写す。

                     初めは、墨を摺ること10分 鎮魂・・・

                     しかし、初使用の携帯用の硯セットでは墨色にならない。

                     子供たちの残していった硯箱を取り出せばよかった。

                     (思い立つと、準備をおろそかにして気短になる事そのものがイケナイ。)

                     真新しい面相筆を下ろして、少量の墨汁で写し書く。

                     綺麗に書こうとするのではなく、一字一字に籠められた意味に

                     触れつつ、CoCoRoに染み通らせていく事を願って写す。

                     「般若心経」 何度写しても、CoCoRoを”無”に ”空”にとは

                     イカナイ・・・相変わらず ざわざわ している。


                     それでも、気になっていた事を遂行した事で一時の清涼な空気に

                     満たされるのである。



                     ちなみに、「般若心経」の解説本としてひろさちや氏の著書が

                     分かり易く、お釈迦様の教えを伝える三蔵法師が(あの孫悟空の)

                     とても親近感を持って魅力的に感じられるのである。


                     
                     遡る事10年、当時仕事で人間関係で大きなストレスを抱えた結果

                     脱毛症となった。 初めは500円玉程度の円形脱毛から治療を続けても

                     進行し続けたのであるが、ある日仏教経典と出会い救いとなった。

                     「般若心経」へ繋がって行き、”気に掛けないようにする”つまり”空”を

                     意識し始めて漸く、回復の道が開けていったのである。


                     もう一度、読み返してみよう・・・


                ★ 仕事柄 後頭部の大きな脱毛部を隠す工夫に素敵なアイディアが!

                  古布のストール(三尺帯でも良いです。)をターバンの様にぐるっと何重か

                  頭に巻い先っぽをねじって(中尾彬のように・・・)止め付けると

                  とてもお洒落なヘアー・スタイルとなった。

                  
                  評判が良いので、教室の生徒達にも使い方を教え

                  「お洒落にカミング・アウトしてCoCoRoの解放を!」 と提案したものだ。

                  なぜって、隠そうとするのを辞めてカミング・アウトしたら

                  同じ様な経験をしている女性がいかに多いかを知ったのである。

                  美容師さんもそう言っています。

                     
                  ご参考までに・・・

       




          あきやま幾代・古布リメイク 衣袷ーきぬあわせー HP→http://www.kinu-awase.com