リサイクルを”CoCoRo-崖”る | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

外国人から称された、日本の素晴らしい言葉”モッタイナイ”

それが美徳になる前に、自分で意識し始めたのはパリの蚤の市で目の当たりにした光景だった。
生活のパターンによって身の回りの品物が変化し、引越しの度に大整理。
衣服はデザイナーゆえに毎シーズン増え続け、おびただしい枚数になる。
それらは姉や姪達に譲って来たが、日本でも裾野を広げ始めたフリーマーケットに
出会ってからはイベント自体の楽しさも加わり、日常的に開くようになった。

なにより、いらないものが片付く快感となにがしかの
売り上げ(積もれば結構な額になる事も)も嬉しい。
空いて得られた空間スペースの方が貴重であり、心地良い。

そして、宝物を見つけた様に喜ぶお客さんの笑顔を見られる。
自分で選んで、または頂いた物が他の人にも喜びを運ぶという循環が素敵である。


伊豆暮らしのCoCoRo-崖

                 ( 散歩で見つけた秋の気配、 くずの花 涼しげで逞しく・・・)

ものの命を最後まで使い切って欲しいという思いが強い自分。
仕事に使う古布の切れ端でさえ丸めて捨てるに忍びなく、どうしても溜まり過ぎて
困った場合は目を瞑ってゴミ箱に収めている。 お蚕さん、ゴメンナサイ・・・

当座の目標は伊豆に移転してきた時のものの数に戻す事。
イヤ、離婚した夫の物は勿論、子供達の荷物は非情にも全て持ち帰らせたので、
私一人分の物限定。

現在の半分以下のスペースの小さな家に収まる分のみを残し
頂戴した物や記念の品もたとえ高価な品でも、この際思い切りが肝要と
CoCoRoを鬼にして(情熱を持って)処分に励んでいる。