天窓を見上げると、綺麗な満月が輝いていた。
少し曇っていたので、朧月と言った方がいいかもしれない。
都会から戻ると、少しは気温が低い伊豆の家は
熱帯夜と言われても、涼しく眠る事が出来る。
友人は長椅子で横になって、涼しい風を取り入れて眠ると言う。
まるで、外国映画の様ではあるが・・・
長い海外暮らしに慣れているので、好きにして貰った。
通常来客の場合は2階の和室で休んで頂くが
幾らかでも涼しい1階の其の場所が良かったようだ。
40年近くの間の互いの人生を振り返る話題は尽きず、
翌朝早く、仕事のアポイントに向けて伊豆高原駅から東京へと見送った。
これが最後の我が家の宿泊の思い出となるかもしれない・・・