長男の嫁と姑

長男の嫁と姑

介護度が上がって、同居になるのか?という日々のたわごと

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毎日、頻繁に姑から電話がかかってくるようになってきた。

なんていうか、んー、まあ、あれだね。

人使いが荒いんだよね
┐( ̄ヘ ̄)┌

最近で一番驚いた電話は、『お箸セットを拾ってほしい』だった。


え??オカー様?今、ナントおっしゃいました?


2回くらい、聞き直したんだけど…

やっぱり、床に落ちたお箸セットを拾って欲しいということだった。


看護婦さん来てくれないの?と聞くと、それくらいで呼べない』のだそうで…


ちゅうかさ、それくらいで私は呼んでもいいのか?と。



それが、朝一の電話。


その日は、夏休み初の子どもとのお出かけ予定だった。


昼過ぎに出かける予定だったから、じゃあ午後1時の面会時間開始直後くらいに行くよ~と言うと

『え?なぜ??今すぐ来てくれないの?大事な用なの?』



(-"-;A いや、ちゅうかさー…昼飯までに誰か部屋来るって!それに、面会時間じゃないと急用でもないのに部屋は入れないんだよー!

…という話を、5回くらい繰り返して、面会時間が午後1時からなことや、子どもと出かけることを理解してもらえた。と、思う。


夫が半日仕事だったので、代わりに様子を見てもらえないか?頼むんだけど、仕事が前日に直前で変更になってしまったらしい。


少し早めに出て、様子を見に行くことにしました。


部屋に入ると、申し訳ないね~~と、笑顔で出迎えてくれた。

子どもも会わせてあげたかったんだけど、毎回1時間以上は話し込まれるので車に待たせておいた。一緒に出かける他の家族との約束の時間があったので。


サービス業の弟が、この日休みだったはずなんだけど、予定があるとかで見舞がなかったらしい。寂しかったのかも…

でも、リクエストしていた『お箸セット』は、ちゃんと食事テーブルに置いてあった。

看護婦さんが来たときに、拾って洗ってくれたそう。


洗濯物を取り換えて、着替えもついでにして、トイレに連れて行って、その日は病室を後にした。


書いてみると、大したことないんだ。

でも、こういうことが四六時中、電話でリクエストされて、記憶が姑の都合のいいように書き換えられていく日々に少しずつストレスがたまってきた。

その度に、夫に愚痴をこぼして発散。

でも、男の人って短絡的というか、夫の性格なのか
「じゃ、俺がビシッといってやるよ」という話になる。

ちょとお~違うんだよな。

姑は、普段は自分のことは自分でやるプライドも高い人。

今の私みたいに、自由が利かなくなる体にストレスもたまるんだと思う。

チャキチャキした人だから、余計にそうなんだと思うんだ。

まー、多少、人の都合を無視するところは昔からあるっちゃ、あるんだけどね。

でも、それで角を立てると、本当は姑なりに気を使ってるから、やっと心を開いてワガママ言えるようになってきたのに、言わなくなると思うんだ。そうすると、少しの介助で自力で出来る事が待つ時間が増えるようになることでリハビリも頑張ってるのに回復が少なくなるんじゃないか?と今は思ってる。

何より入院なんて、楽しいもんじゃないって私も知ってるから。


それでも、私に出来る事とできないことはハッキリさせなくちゃ、だし。

お金の面でも、キャッシュカードは次男に預けている現状から、姑と二人きりのときは領収書の残らないやり取りはしないことに夫と話して決めました。

李下に冠を正さず、ってやつですね。

私の祖母が、痴呆が進み始めて母にお金を盗まれてると言い出したことがあり、夫や第三者がいない時は現金は預からないことにした。今は、どうでもいい私のしたことを次男がしてくれたと言っていたりする程度なので、姑の中では黒子でいようと。毎日病院通いして、後で泥棒扱いなんてことになったら私が暴れてしまいそうだから。

そんな姑がイキイキする針箱を明日お届けに行く予定。

やっぱり、楽しいことがあると顔つきが変わるんだね。
病院につくと、手術後に必要な紙おむつやT字帯を売店で購入するように説明がありました。
夜にまた発熱したらしく、やや元気がないシズコさん。

午後すぐに手術だったので、しばらくおしゃべりして気を紛らわしてみる。

看護婦さんが、予定通り午後2時から手術になると告げに来て、抗生剤とかの点滴が始まる。

我慢強いシズコさんは、2時前にベッドごと手術室へ向かいました。


看護婦さんが「待合室がないので、ここで義母さんとお別れです~」
と一旦、病室を出たところでシズコさんの顔が見えるように止まってくれた。

(゚ー゚; え、えーっと…シズコさん、がんばって~~↓↓

なんか、気まずい見送り方をしてしまう。


人工関節の手術時間は、前後の処置を含めて約3時間の予定。

待合室もないことだし、私は一旦実家へ行って用事をすることにした。

入院の準備は、昨日119に連絡する前にシズコさんの指示で出してきたカバンにほとんど入っていた。ほぼ、必要な持ち物は持って入院していた。

万一を考えて、事前に準備していたんだろうなー


冷蔵庫の片づけや庭木の世話も頼まれていたので、午前中に実家に向かった。

メガネや手鏡など、頼まれ物を準備。


でも、物が多くてテーブルにも洗った卵のパックとかが山積み…(;^_^A

私なら全部ゴミ認定なんだけど、シズコさんリサイクル好きだしなーどれが捨てていいものなのか?判断が難しい…


お菓子の空き箱とか、分類してまとめて、少しだけスッキリ。

冷蔵庫は、やはり私の実家と一緒で賞味期限切れ倉庫となっていた。

リサイクル好きなシズコさんなので、空き瓶に保存食を色々と入れていて、賞味期限がよくわからないものもあった。不気味に感じたものは、捨てて2か月後まで大丈夫なものと乾物類を残しておいた。

一仕事終えると、ちょうど手術が終わりそうな時間になっていた。

ゴミと、頼まれ物を車に積み込んで、子どもたちを連れて本日2度目の病院へ向かった。

手術が終わって、病室に帰ってるかなー?とドアを開けると…



(  ゚ ▽ ゚ ;)あ、あらっ!こんにちわ~

…って、次男の嫁がアザラシのごとくベットに寝転がっていた。


次男もやってきて、しばらくするとシズコさんが戻ってきた。

手術は無事に終わってほっとした。
肝心な時に手元にない、私の携帯。

昨日は、昼にパートがあった日で、実家に夜行って12時前に帰宅。

少しハードで、寝過ごしてしまった~
(;´▽`A``

姑シズコさんを病院に連れて行かなくては!と、用意をして携帯を手に取ると、早朝から何度もシズコさんからの着信歴!!
∑(゚Д゚)何かあったのか!!

慌てて電話をしてみたけど、つながらない。

大急ぎで実家に向かう。

シズコさんは、ベット脇に座り込んでいた。

「折れてるかも…夜に熱が出て、痛みも続いてるの…」

あーごめんね~~。(´д`lll)

階段が降りられないから、救急車を呼んでほしいということで119電話

頼もしい救急隊員さんに抱えられて、あっという間に病院へ。

検査の結果は、大腿骨(太ももの付け根)骨折。

高齢者によくあるパターンだそうです。
転倒→骨折→手術→リハビリ

ここで心配なのが、手術から寝たきりや痴呆の進行。

私の祖母が、80歳までピンピンしてたのに、転倒して骨折し、手術から寝たきりとなり食事も受け付けなくなり老衰して、あっという間に他界してしまった。

手術をせずに自然治癒の可能性を、医師に相談してみる。

しかし、医師の話では自然治癒を待つとほぼ2か月安静が必要で、その間に筋力や体力が低下して寝たきりになる確率は手術を受けるより高くなるという。

手術は、人工関節を入れるそうで、術後翌日からはリハビリが可能で骨折前に近づく生活までを目標に回復させていくという説明でした。

シズコさんも、手術して早く元の生活に戻りたいという。

手術に承諾して、詳しい説明を家族に…ということで、夫に連絡を入れる。

遠方の仕事だった夫は、帰宅が遅くなりそうということで私だけで説明を聞こうとしていると、

姑:「次男に連絡してみて~」

夫の弟に連絡すると、出来るだけ早く駆けつけるとのこと。行動力あるなー

夕方、夫の弟と医師の説明を聞きながら承諾書にサイン。

手術は翌日に決まった。