オレンジろうそくのブログ




東京下町スカイツリーのふもとからお届け 




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こんにちは o(^▽^)o オレンジろうそく です。



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10年間、母が長男に言い続けていた

タンスに入っている大切なもの。

これを預けたいのに、あぁ、わかったと言うだけで

預かってくれない、と言い続けていたものを

出発日の朝に

嫁に渡さなければ、と。私は責任を感じていた。

 

タンスのあそこにあるので、

時間があるときに引きとって欲しいと、

伝えた。。。

 

その、大切なものたちは

前日まで確かにタンスのあそこにあった。

その中に含まれているマイナンバーカードを母が

自分のバッグに仕舞い込むので、

その度に、

これは施設に持って行ってはいけないよ、と

取り上げていた。

 

が、

 

あれから3ヶ月過ぎ、

保険証の更新にマイナンバーが必要だと

施設から連絡があり、

長男宛に書類を送ると、

あの日、伝えたはずの大切なものたちを

引きとっていないことが発覚した。

 

なんてこと!?

 

引きとっていないということは

実家のタンスの中に

まだあるはずなのに、

 

ない。

 

なぜ?

 

あの前日にどこかへ仕舞い込んでしまったのか?

 

あの日

長男の奇行で動揺させられたことが蘇り、

これこそ

誰のせいでもないはずだが、

長男のせいだと思ってしまう。

私が前日まで一緒にいて、

荷づくりしているわけだから

私の責任ですか。

 

そう、思われても仕方ないわね。

 

実家に行き、

家の中を一日中探し回った。

朝起きて、もう一度探し回った。

布団の間も絨毯の下も全部探し回った。

夜中、大泣きしながら一晩中探し回った。

 

施設に行き、

母の部屋の荷物も全部ひっくり返して探した。

 

が、

 

ない。

 

 

なんでだろう。。。。

 

 

なんでなんだろう。

 

 

 

********

 

 

 

 

あれだけ頑張って、

母の安心安全で寂しくない環境に

なるであろう場所を探し回り、

母の希望どおり、になったと思っていたが。

 

母には

施設に入っても

謎の真光様は存在していた。

施設の建物の両側に機械室があり、そこで光の玉を

製造しているそうだ。

なので、施設の職員はみんな真光様の人たちだと

確信したそうだ。

 

 

母の世界から謎の真光様を撲滅させることは

難しいようだ。

 

 

家事が好きだった母は

施設では水も勝手に触らせてもらえない。

食事もものすごく質素。

運動もあまりできない。と不満をこぼしす。

 

面会に行き、

実家に連れてくると

私に向かって

『姥捨山に捨てられたみたいだ。』と言って

泣いた。

 

なんと。

 

そんなこと言うんかい?

 

慣れるまで時間がかかるよ。

職員の人たちはあんたのために

一生懸命働いてくれているんですよ。

感謝の気持ちじゃないのかい?

 

あんたが

ひとりは寂しくて不安で限界だと言ったんだ。

思ったのと違う?

 

だったら、

家に戻って来るか?と言うと

 

『まあ、様子みて、ゆっくり考えたらいいわ。』

だと。

 

せいぜい長生きしてください。

 

なんてワガママなんだろう。

 

私の母は

私に何を望んでいたんだろう。

 

 

私の弟は

私に何がしたかったんだろう。

私が感じている

こんな不愉快な関係に

なんの不愉快さも感じていないんだろうか?

 

 

私は

なんでこんな修行をさせられているんだろう。

 

 

 

終わり