4/21(日)朝5時半に起床。

 テレビがつけっぱなしになっていました。どうやら消し忘れて寝てしまった模様。

夜、日本語の番組やってないかな、と思ってチャンネル回してたら、韓国語吹き替え版の「金田一少年の事件簿」(アニメ)をやっていました。ただ金田一の声が明らかにオッサンなので心の中で「これ、金田一中年じゃねえか・・・」と突っ込んだ記憶がかすかに残ってました。

 早朝からホテルを出て近所のセブンイレブンへ。と言っても日本のイメージとは全く違います。小さくて日本で言えば近所の雑貨屋さんに近い感じですね。現地の生活事情を知るにはコンビニやスーパーの見学は欠かせません。

 今回の旅の目的の一つ、きのこの山のパク〇菓子をゲット。ソウルでもきのたけ部活動を忘れません。たけのこの里類似品はありませんでした。あと、ソウルのコンビニ、少なくとも自分が行ったお店は全てマイバッグ持参が原則のようでした。袋はもらえても有料と思われます。

 

 朝6時半、ちょっと早いですが8時集合のDMZツアーに参加するためお宿をチェックアウト。まだ小雨が降っていました。

 

 地下鉄を乗り継ぎ、昨日も訪れた市庁駅へ。この近くにあるコリアナホテルが集合場所です。時間に余裕があったので朝食を取りつつ市庁から景福宮方面を散歩してみます。

 

 このあたりは市庁(市役所)、市議会、ホテル、歴史博物館など主要な建物が集まっています。特にアメリカ大使館前は早朝にもかかわらず多くの警察官が警備にあたっていて緊張感がありました。

 

↑アメリカ大使館前にある世宗大王像。李氏朝鮮時代の王でハングルを制定したのもこの方。手前には李舜臣像、奥には景徳宮があります。周りは警察官がわんさか・・・

 

 8時に集合場所のコリアナホテルに着くと、多くのツアー参加者が集まっていました。日本語ツアー参加者は13人。英語ツアーは30~40人くらいです。

 

 ホテル前からツアーバスに乗って38度線方面を目指します。

38度線(北緯38度線)は1953年に制定された南北朝鮮を分ける軍事境界線(休戦ライン)が北緯38度線を基準にしていたことから軍事境界線の俗称となっています。また、この境界線から南北各2kmは非武装地帯(DMZ)として軍事行動等が禁止され、民間人の立ち入りも制限されています。

 ただ、一定の観光ツアーについてはDMZに近い箇所への訪問は許可されており、今は休止中ですが軍事境界線上にある板門店を訪問するツアーもあります。また、DMZに近い区域は一般市民の立ち入りも禁止されています。

バスはまず、立ち入り制限区域手前にある臨津閣(イムジンカク)公園に向かいます。

 

 ここでは朝鮮戦争で機銃掃射を受けた機関車、捕虜交換で捕虜たちが渡った「自由の橋」などを見ることができます。土産屋や展望台も整備されていて完全に観光地です。ここまでは立ち入り制限がないので、北に残された家族との再会を願う韓国の「離散家族」が祈りをささげる場所でもあります。

 ここで15分ほどの休憩を取り、バスはいよいよ統一大橋を渡って制限区域(DMZではない)に入ります。統一大橋では検問があり、パスポートチェックを受けないと入れません。

 

統一大橋は橋にバリケードが何カ所も設けられていて、バスはそれを縫うように走ります。もちろん軍事的な理由によるものです。橋を渡るとすぐ、都羅山(トラサン)駅に到着します。

 

ここは南北朝鮮を結ぶ京義線の韓国側最北端の駅です。駅は完成しており、いつでも北朝鮮との列車運行ができる状態です

←入国管理施設も完成しています。

←広い「国際」駅ですが、今は韓国側からの観光客が訪れるだけ。ソウル発、平壌、モスクワ経由欧州行きの国際列車が走る日はいつくるのか。

 

 ここも20分ほどの観光で切り上げ、次の「第3トンネル」を目指します。意外と慌ただしい。

 

 都羅山駅からバスで10分ほど。「第3トンネル」に到着します。これは北朝鮮が韓国侵攻用に密かに掘ったトンネルで、存在が確認されている4つのトンネルのうちの1つです。観光用に開発されており、実際にトンネルに入ることが可能です。(トンネルの先の方が何枚かのコンクリートの壁で塞がれており、そこまで行くことができる)1時間に数万人の兵士が通ることが可能、とのこと。(トンネル内部の写真撮影は禁止されてます)

 地下70mまで観光用に整備された道をひたすら下ると、固い岩を削って作ったトンネルに到着。北朝鮮の労働者がダイナマイトと手堀りで掘ったということで、相当な労力と犠牲を払ったんだろうということは容易に想像できました。トンネルは高さが1.5m、幅1mくらい。すれ違うのもやっとという広さです。

 トンネルを辿っていくと、コンクリートの壁で塞がっている場所に突き当たります。壁には覗き穴があって薄暗い向こう側(北朝鮮側)を見ることができます。ここは韓国側DMZ地下ですが、向こう側から北朝鮮軍がいつ侵攻してくるかもしれない、と思うとちょっと怖くなりました。

 次はツアー最後の訪問地、都羅(トラ)展望台に向かいます。ここはDMZ手前ギリギリということもあり、軍事境界線付近の主要な施設等が見渡せます。

 

 望遠鏡にスマホをくっつけると写真も撮れます。これは板門店と思われますが・・・(違ったらごめんなさい)

 板門店だけでなく、開城(ケソン)工業団地や北朝鮮の村も(村人の働く様子も)望遠鏡で見ることができます。それが38度線を挟んで、自分のいるところからほんの数キロのところなんだと思うと、ニュースや教科書でしか知らない南北分断の現実を重く感じざるを得ません。

 DMZツアーはこれでおしまい。バスはソウルへ帰ります。高速道路を使って1時間半余りでソウルに着きますが、首都からたったこれだけの距離の場所で北朝鮮に接しているのですね・・・。(実際、朝鮮戦争の際にはソウルは開戦から数日で陥落してます)

↑DMZツアーでこの日回ったスポット。DMZライン手前ギリギリの場所にあります。数キロ先は北朝鮮領です。

ツアー出発地点のコリアナホテル前でバスを降りたのが14時前。ライブ開演時刻は16時。余裕がありそうでないのでちょっと急いでライブ会場に向かいます。

 

 


 飛行機の出発時間は20時。終演時間が19時過ぎ(予想)と考えるとどう見ても間に合いません(泣。仕方ない・・・。

※これ以降の便もなくはないんですが、羽田からの帰宅ルートを確保できないのです。翌日も早朝から仕事ということを考慮し、やむなくこの便を取りました。

 

 ライブ自体、前日と同じく大盛り上がりで楽しかったのですが時計をチラチラ気にせねばならなかったのはつらかったです。18時前、少し余裕をもってライブ会場を出ました。

 

 

 最寄りの安岩駅からメトロに乗り、孔徳駅で空港鉄道に乗り換えます。2日ですっかりソウルのメトロも乗り慣れました。

 金浦空港のセブンイレブンで最後のお土産を購入。店内にはこんな垂れ幕が。

世界一等とは大きく出ましたね。

他店ではこんな垂れ幕も。

こっちは韓国代表。韓国のコンビニ、主張が強いですねえ・・・。

 

 出国ゲートで金属探知機をくぐります。羽田ではお姉さんが優しくさわさわしてくれました。ここでも「ブッブーゲート」に引っ掛かったので、ソウルはどうなんだろう、と思ったらお姉さんは手で触らず金属探知「棒」でボディーチェックするんですね。ちょっと残念・・・。

 ただ、(多分韓国語で)「何か金属を身に着けてる?」と聞かれたっぽいので、シャツをめくって「これですかね?」とベルトを見せたのですが、その際思いっきりおパンツが見えてしまい無茶苦茶あせったことが、よりによってソウルでの最後の思い出となりました・・・。

 

飛行機の中ではずっと今回の旅の中身を整理していました。Aqoursライブもめっちゃ楽しかったですが、加えて韓国文化、政治、歴史の一端に直接触れられたことは自分にとって大きな収穫でした。

 

そして帰国後、あのライブでのサンフレ合唱等の企画スタッフのブログを読み、その想いに心を打たれました。現地で自分が感じた熱量は確かなものだったのですね。またソウルにAqoursが戻ってくることを私も祈っております。その際、もし席が余っていたら(余ってほしくはないけど)私も参加したいと強く思います。その際にはもうちょっと韓国語を勉強してから行かねばなりませんね・・・(ちょっと苦労したので)

 

おわり