先日「オールスター合唱バトル6」を見た。1チーム20人編成で、7チームが出場して、優勝を競い合うのである。私は第3回から見始めた。今回で4回目である。以前にも「合唱コンクール」の事でアップしたことがあったので、どうしようかと迷った。
年2回開催とは言え、練習期間は約2ケ月あるらしく拘束時間はかなり長い。「オールスター」と銘を打っても今はほとんど仕事が無いのではと思われる芸人やタレントもいたが、有名芸能人もかなりいた。分母が140人だからなかなかの圧巻である。
第1回と第2回は「演歌合唱団」の連続優勝であった。私が見始めた第3回は「演歌合唱団チーム」の3連覇なるかどうかであった。この頃はチームの熱量がだいぶ違うように思えた。本気で優勝を狙うチームと、参加することに意義があるよと言う感じのチームもあるように感じた。5人の審査員が100点満点で点数をつけ、次に2曲目を歌うのだが、低い点数順の出番である。2曲歌うので1チーム1000点満点である。同点の場合は差を付けないようだ。第3回は「演歌合唱団」と「歌ウマ芸人合唱団」の同時優勝であった。「演歌合唱団」は3連覇達成だが、同時優勝なので少し盛り上がりに欠けていたかな。審査基準は「チームのパフォーマンスに感動したかどうか」であり、歌のうまさではなかった。しかし歌が上手くないと高得点にはならない。「アイドル合唱団」や「ママタレント合唱団」「ものまね合唱団」などがあり、次回には参加できない合唱団チームもあった。リーダーが音頭取って練習に励まないと、とても優勝はおろか上位にも入れないという事になる。後に「ミュージカル合唱団」が出場するようになって、優勝ラインが引き上げられた。そして「ミリオン再生合唱団」も第4回から出場である。それまでは500点満点は出ていなかったが第4回大会で「ミリオン再生合唱団」が500点満点を取り、「ミュージカル合唱団」との同時優勝となった。「演歌合唱団」は4連覇を逃すとともに3位に沈んだ。そこからは「演歌合唱団」の優勝はない。
1度500点満点が出るとハードルが下がるのか、「ミリオン再生合唱団」も「ミュージカル合唱団」も500点満点をめぐる戦いになった。第5回は「ミュージカル合唱団」に2点差付けて「ミリオン再生合唱団」が単独優勝を果たした。500点満点ではなく1000点満点を巡る攻防になった感じである。審査員はもう98点を出そうものならば、総ツッコミが入る感じである。
第6回の今回は5人の審査員を4人に減らして一般審査員として100名だったかな、100点満点で付けてもらってそれを平均したものを100点で示すという審査方法に変更した。500点満点は出にくくなったうえで、審査員の心理的負担を減らしたことになる。あと大きいのは1曲目の出場順である。トップバッターが点数が低いことが多い。そのトップバッターに3連覇がかかる「ミリオン再生合唱団」になった。2度以上500点満点を出したチームである。本気度も高い。どういう審査基準で点数を出すのかなと思った。私は99点を出して、次から「ミリオン再生合唱団」以上であれば100点を付けて、以下であれば98点以下を付けたらいいのではないかと考えた。かなり良い出来だと思ったが98点やそれ以下の点数を付けたので490点以下になってしまった。もう他のチームが失敗しない限り優勝は無理である。逆に気合が入ったのは「演歌合唱団」や「歌ウマ芸人合唱団」である。「ミュージカル合唱団」安全運転を1曲目はしたようだ。「歌ウマ芸人合唱団」とは1点差の勝負になってしまった。「ミリオン再生合唱団」の2曲目は500点満点ではなかったが、最高得点ではなかったかな。499点だったように思う。一般審査員以外は100点満点をつけたのではなかったかな。結局「歌ウマ芸人合唱団」が準優勝で「ミュージカル合唱団」が初の単独優勝を果たした。しばらくたってから、生放送ではないので編集できるなと思い、ちょっと上手くいきすぎていると思ったが、取り越し苦労かな。
「合唱コンクール」の醍醐味は参加者の本気度である。優勝に絡んだのではないが、以前「ママタレント合唱団」の「愛のカタチ」には感動した。涙腺が緩くなっているので思わず涙してしまった。歌そのものへの感動もあるが、一生懸命に歌っている姿に感動してしまった。ママタレント故の誹謗中傷もあるだろうし、苦労もあるだろうが、本当に一生懸命歌っていた。1人の母親が20人集まって、一生懸命歌っている姿に、背景を想像して泣けずにはおられなかった。
高校の「合唱コンクール」は難しい。芸術で選択が分かれていたので、どうしても音楽選択クラスが有利であった。しかし意外にも男子クラスが健闘したり、書道クラスが優勝したりすることもあった。私が一番印象に残っている「合唱コンクール」は女子クラスの担任だった時の優勝である。この時は初めから異常であった。ピアノ伴奏希望者が3人も出た。課題曲と自由曲の2曲を歌うので2人でいいし、場合によっては1人でもいい。普通ならば一人ぐらい辞退しそうなものなのに、3人とも希望が固かった。とうとうクラスメートの前で3人に弾いてもらい、クラスメートの投票で上位2人に弾いてもらうことになった。私は落ちる生徒の事が心配で、他に方法はないのかと「合唱コンクール」の実行委員に聞いた。「他に方法ありますか」という返事であった。「じゃんけん」でとか言い出せない雰囲気であった。女子クラスで音楽選択生ばかりだったのだろう。優勝するのは義務付けられているぐらいに思っていたのだろうか。落ちた生徒の慰め役になったが、彼女はクラスの為に役に立ちたかったのにと、残念がっていた。後に彼女は教育大学の小学校音楽専攻に進学した。
もう一つ驚いたのは、予想通り優勝を果たしたのだが、優勝クラスは最後に再演が許されているのだが、その再演の際にピアノ伴奏も指揮者も加わり、全員で優勝曲「ハレルヤコーラス」をアカペラで歌ったことだ。私は妄想したものだ、自分の結婚式で歌ってもらえないだろうかと。まだ将来は結婚しようと思っていた37歳の冬だった。