参考となる建築を見学しながら設計を進めつつ
敷地の境界フェンスと草を防ぐ防草工事を行いました。
敷地は5人の隣家と接ししていますが
そのうちフェンスがない家とブロック塀が老朽化している2人の方との
境界フェンスを話し合いのうえ工事しました。
境界フェンスの形式はブロックを地面の下から4段ほど積んで
その上にアルミフェンスを建てるブロックフェンス方式です。
境界を接する人同士で、費用を折半しますが
既存のブロック塀がある場合とない場合など
条件が異なりますので、費用負担を十分に確認のうえ
見積書を公開して、了解の下に工事を行います。
その場合に、フェンスの建てる位置がどこになるかで
次の3つの建て方があります。
1、境界の中心とフェンスの中心が同じになる「芯建て」
2、境界の内側(自分側)にフェンスを建てる「内建て」
3、境界の外側(相手側)にフェンスを建てる「外建て」
一緒に工事をする場合は基本的には1、の芯建てとします。
どちらかのみが工事をする場合は話し合いによりますが
工事をする人の敷地側に立てるケースが多いです。
その場合は、自分の敷地が赤らは2、の内建てとなりますが
相手側からすると外建てになります。
芯建ての場合は境界線上に建てますが
内建て、外建ての場合は境界ぎりぎりに建てずに
10ミリくらい隙間を空けるのが礼儀、不文律です。
施工誤差で、多少はずれることがあることを考慮したり
ブロックの基礎コンクリートが少し反対側に飛び出すことに
なることを考慮してです。
ブロックに下に堰板を立てて、鉄筋とコンクリートで基礎を作り
その上から横にも鉄筋を入れながらブロックを積みます。
境界の石がある場合はその境界石が見てるように
ブロックを欠き込みます。
作業が終わるころに雨が降り出しましたので、ビニールシートで
養生をして、品質確保に配慮します。
アルミフェンスの柱を2M間隔で建てて、上面をモルタルで
仕上げます。柱の垂直を確認します。
アルミフェンスを取り付けて、工事完了です。
敷地には防草シートをかぶせて、着工までの草を防ぎます。
草取りも大変ですし、草が茂ったままだと近隣への迷惑になります。
防草シートは農業用の透水タイプで、工事が始まると
家の周りの防草に再利用します。
最終的に家の周りに敷いた上に、砕石を敷いて見えなくなり
本格的な防草工事となります。