53)ボードが白くブチになりました | 木の家散歩

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木の家の設計監理経験豊かな建築家・山中文彦と木材産地、職人技術者のネットワークにより、夢の木の家を造る「木の家づくりネットワーク」のブログです。自然素材を活用し、家族と環境に優しい、本物の木の家をCM型施工管理システムによるリーズナブルコストで実現します。

大工さんが壁や天井にボードを貼った後は表具屋さんの登場です。

壁と天井はロール和紙です。

「紙壁紙」というのが専門用語としての適切な使い方のようですが、どうもキャリーパミュパミュみたいな早口言葉のようで、舌をかみそうなので「ロール和紙」と呼んでいます。

ロール和紙を貼る前に、下地処理をします。


左官屋さんのようにコテ板を左手に持っていますが、右手はヘラです。

表具用パテを石膏ボードの継ぎ目やビスの頭に対して塗っていき、表面を平滑にします。


壁、天井が白くブチになりました。

白線が引かれているところはボードの目地で、点々が付いているところがビスの頭です。


この下地処理がきちんとされていないと、和紙の表面にデコボコが見えてしまいます。

コストを下げようと職人さんの手間代を叩くようなの仕事では、少しでも早く仕事を終わらせようとして甘い部分が知らずとでてしまい、時間が経つと段々と下地が浮いてきたりします。

何事も見えない下地の仕事が重要です