木の家の生活において、外部の光と視線を調節するツールとして伝統的な障子があります。
木と和紙でできた自然素材そのものの道具ですが、これは建具(たてぐ)と呼ばれる建具屋さんが造るものです。
そのイメージを活かしながら、スクリーンとして製作されるものが「和紙調プリーツスクリーン」です。
窓の内側のサッシのすぐ内側に薄く付けられるので、場所をとらず、部屋が広く見え、木の柱や梁との相性も良いものです。
和紙のように加工されたポリエステルのため、一見すると和紙のように見えますが、強度もあり、プリーツ状にたためるので、上に上げたときもスッキリ納まります。
和紙を通した光が柔らかく室内に入り、下から上に上げると、目線はカットされ、光は入るので安心です。
和紙調の生地にはいくつかの種類があり、好みやインテリアで選べます。
カーテンは壁から手前に少し出てきますので、真壁のスッキリした納まりを活かしたいときはよろしいでしょう。
これまで導入した木の家の事例では、既に18年近く経っていますが、変わらずに使用されています。
イニシャルコストは少し割高ですが、トータルで見ると割安になります。
清掃もほとんど必要なく、静電気も発生しないので、埃汚れの影響も受けにくいです。
ただし、左右に開け閉めするカーテンのような開閉は出来ないので、その点は好みの違いが現れるかもしれません。
また、レースカーテンのように、閉めながらも外の景色を少しみたいというときにはロールスクリーンで、透過性のある生地を選ぶと良いでしょう。
和紙調プリーツスクリーンは「モルザ」という会社で製作しています。
その他のプリーツスクリーンは大手のたちかわぶらいんど「タチカワブラインド」など各社が製作しています。
和紙調プリーツスクリーンでしっとりと