1)和紙調プリーツスクリーン | 木の家散歩

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木の家の設計監理経験豊かな建築家・山中文彦と木材産地、職人技術者のネットワークにより、夢の木の家を造る「木の家づくりネットワーク」のブログです。自然素材を活用し、家族と環境に優しい、本物の木の家をCM型施工管理システムによるリーズナブルコストで実現します。

木の家の生活において、外部の光と視線を調節するツールとして伝統的な障子があります。

木と和紙でできた自然素材そのものの道具ですが、これは建具(たてぐ)と呼ばれる建具屋さんが造るものです。

そのイメージを活かしながら、スクリーンとして製作されるものが「和紙調プリーツスクリーン」です。


窓の内側のサッシのすぐ内側に薄く付けられるので、場所をとらず、部屋が広く見え、木の柱や梁との相性も良いものです。

和紙のように加工されたポリエステルのため、一見すると和紙のように見えますが、強度もあり、プリーツ状にたためるので、上に上げたときもスッキリ納まります。


和紙を通した光が柔らかく室内に入り、下から上に上げると、目線はカットされ、光は入るので安心です。

和紙調の生地にはいくつかの種類があり、好みやインテリアで選べます。

カーテンは壁から手前に少し出てきますので、真壁のスッキリした納まりを活かしたいときはよろしいでしょう。

これまで導入した木の家の事例では、既に18年近く経っていますが、変わらずに使用されています。

イニシャルコストは少し割高ですが、トータルで見ると割安になります。

清掃もほとんど必要なく、静電気も発生しないので、埃汚れの影響も受けにくいです。

ただし、左右に開け閉めするカーテンのような開閉は出来ないので、その点は好みの違いが現れるかもしれません。

また、レースカーテンのように、閉めながらも外の景色を少しみたいというときにはロールスクリーンで、透過性のある生地を選ぶと良いでしょう。


和紙調プリーツスクリーンは「モルザ」という会社で製作しています。

その他のプリーツスクリーンは大手のたちかわぶらいんど「タチカワブラインド」など各社が製作しています。

和紙調プリーツスクリーンでしっとりと