庭が広く取れましたのでかねてから奥様のイメージするオーガニックガーデニングを始めることにしました。
マンションにお住まいの時からバルコニーでプランターガーデニングを楽しんでいたそうですが、ビル風が強く思うようにできなかったとのことです。
庭のスペースができましたので、化成肥料を使わない有機ガーデニングを実現することになりました。
できれば動物性有機肥料を使わない腐葉土のみの植物性有機肥料の植栽を行いたいとのことでしたが、もともとの土が解体、建設を通じて自然の微生物やミミズなどの土中生物が生息できない状況であったため、最初は動物性有機肥料を入れることでご理解いただきました。
そして、憧れの芝生を植え込むことにしました。
芝生はゴルフ場などでは一メートル以上砂に置き換えるほど排水性が求められるので、土壌の入れ替えが必要でした。
たまたま、基礎屋さんが外部のステップ工事で重機を使っていましたので、その場で土を砂に入れ替えることを奥様と打ち合わせの上依頼してコストダウンが図られました。
砂を入れて造園工事のスタートです。
砂に動物性有機肥料を入れて芝生を敷きこみます。
芝生はホームセンターのものとは違い、農家が栽培したものを植える前になるべく早めに切り出したものです。
敷き込んだ後に砂をまいて目詰めします。
その上からさらに有機肥料を散布します。
後は散水して完了です。
天気が不安定で急に暑くなったりしますので水遣りを毎日行うことになりました。
その他に敷地に以前からあった石を利用した石垣の後ろに、生垣としてベニハナトキワマンサクを植えました。
門扉の両側にシンボルツリーとしてジューンベリーとトリネコ、ダイニングから見えるところにイロハモミジを奥様と造園屋さんと打ち合わせしながら位置を決めて植えました。
最初の段階で有機肥料を施肥しておいてミミズや微生物を豊かにして大きめ樹だけ植えて、後から植物性有機肥料で少しずつご自身で好きな植物を植えていく楽しみができました。
工事に加わった造園屋さんは花屋もやっっていて、偶然にも有機肥料のガーデニングを学校の父母にセミナーを開いていいるとのことでした。
手っ取り早い化成肥料の造園がほとんどですが、土のため、環境のためには人間が作り出した化成肥料の弊害は次世代に禍根を残す問題を孕んでいます。
新しい出会いを頂きまして、これから楽しい庭造りが始まることを期待して工事が終わりました。