6次産業化というのが今の時流となっています。
そんな中、
2007年に開始したベジポート事業
大手冷凍食品メーカー ニチレイ
が約9億もの費用をかけて取り組んだ6次産業化事業が2016年2月で撤退しました。
詳しい経緯は割愛しますが
だいたい
ニチレイが半分、国が半分で計9億投資
一度も利益がでず、
減価償却分を差し引いて国に補助金を返金する。
最初はとても合理的に見えた事業
野菜の相場変動に影響されず
農家と小売の間にはいって
いい時も悪い時も
野菜を農家から買い上げ
安定した値段で小売等へ売り抜く
いわゆる民間JAを作ろうとした。
しかし人間や自然は
合理的に動かないものだと
とても考えさせられる。
凶作になる
↓
希少価値になる
↓
野菜の値段あがる
豊作になる
↓
野菜は市場にあふれる
↓
野菜の値段さがる
農家も生活をかけている。
凶作になれば
より高く買ってくれるところへ
豊作になれば決まった値段で買ってくれる
ベジポートへ。
誓いあった約束を
守らないのだ。
外で若い女とニャンニャンし、
ダメになったら嫁のもとへ帰る
言い方は汚いが
だいたいこんなものだ。
これだけを見れば
なんと農家はニャンニャンする義理のない薄情なヤツなんだ
生活のために何でもしていいのかと。
だが、農家を責めてるわけじゃない。
事象は見る視点が変われば
また違う顔が出てくる
ニチレイは冷凍食品メーカー
冷凍食品の販売ルートはあるが
生鮮食品の販売は全く違うセールスになるのだ。
売れない。
腐らせる。
農家がせっせと作った野菜が腐っていく。
急にストップなんてかけられない。
出荷しても冷蔵庫パンッパン。
どこに入れればいいんだい?
誓いあった約束が
守られていない。
丹精込めて育てた我が子を必ず良い大学に合格させるって言ったじゃない。
どうしてくれんのよ
こんな気持ち。
要はお互い約束を守れなかった。
農家はサラリーマンになれず、
ニチレイはセールス力が足りなかった。
さらにベジポートという
フル装備 ハイスペック仕様の施設に対して全く採算が追いついていない事業内容。
振り返って検証すれば
こういう解が見えてくる。
僕は誰を責めることはできない。
あとからあーだこーだ批判するのはナンセンス。
部外者なら、なおさら。
その時、その時
関わっていた人がベストを出した結果だ。
当事者だったら
どうすれば良かったのか。
深く深く考えさせられる事例だと思う
他の事例ではうまく噛み合っている6次産業はある。
規模や取り扱う食材によって様々な結果になる。
どちらにせよ
外国からの農作物が押し寄せ
生き残りをかけた戦いがはじまるんだよ

