企画、これほど難しいものはないと思う。編集者でも、得意分野が分かれると言うが、私にとって企画は苦手分野に入るだろう。最初からいい企画を出せるとは思っていないが、厭世的な思考がある私は、大衆受けする本の企画が出せそうにない。
 とりあえず、韓流とお笑いなら企画は通るということにも、なんだか納得できない。しかし確かに、これらの本を求めている人は多い。そして事実売れている。

 以前のエントリーで書いた、「好きになることも仕事」という言葉をもう一度かみ締めて、実践していかなければならない。就活をしていたときは、必死にやっていたものだが、今は忙しさにかまけて世の中から離れていた。特にテレビが好きだったわけではなく、芸能人などの流行には疎いタイプだ。気をつけてテレビを見ていないと、すぐにわからなくなる。

 こんなやつが本をつくっていいのかとつっこみたくなる人もいるだろう。ただ、情熱だけはある。できたら、自分がいいと思う本を出す方向にもっていきたいが、とにかく力がない。説得力や売れるまでの過程を描いて説明する力だ。企画そのものも、考えが甘いのだろう。

 「売れる」ことは重要だ。やっぱり売れなかったら悲しいし、本の価値は下がる気がする。

 そのために、どうしたらいいか、もっと考えなければならない。多くの人に手にとってほしいし、感動や驚き、喜びを共有したい。できたらこだわった本づくりをしたい。

 本当にやりたいことってやっぱり少数派読者に向けたものなんだよな。。←考えを改めなきゃだ!! 今は、そんな時期でもないだろうし。
 とにかく、たくさん企画を書いてたくさん見てもらおう。