実りの多い一日だった。

 朝から、新しい部屋へ本や棚を運んだ。何もない空間に、自分の意志で、物を配置して、つくっていくのは楽しい。何を置こうとか、どんな感じにしようとか、夢が膨らむ。最初からつくれば、居心地もいいのかもしれない。(今が居心地悪いわけではないんですけどね!! )

 途中、新たな企画を売り込みに某出版社へ。交渉ごとは好きだが、きたざわさんのうまさには脱帽だ。説得力がある。人よりも多く企画を書き、売り込みに行っていたという、努力の結晶+熟練の技なのだろう。
 交渉の途中の雑談にも、いろいろなヒントが含まれている。雑誌マニアの編集者さんからの視点や、周りで流行っているものごと、すべて次の企画のヒントになるような気がした。人と会って話すということはやっぱり重要だ。
 私も、自分の企画を売り込めるようにまでなりたいものだ。そのためには、業界のことをもっと知ること、自信を持てるようになること、が必須だと思う。

 近くのカレー屋Kitchen OLDBAZARで食事を済ませ、午後は、まったり、部屋作りを続行した。印刷やさんや、最近出た本を持って編集の方がいらっしゃったり、友人Aさんが来たりと、いつもよりなんだか賑っていた。
 Aさんとは、とくに、『NEUTRAL』(白夜書房)の話題でかなり盛り上がった。何を隠そう、二人そろって、NEUTRALラブなのだ!! こんなにど真ん中な雑誌はない!! ということで、今度何とかして編集長さんにお目にかかろうという計画を密かに立てている。(本気ですので・・・)
 
 そのままの勢いで、お昼も行ったインド・ネパール料理屋さんへ。ガーリックチキンなんとかっていうのを食べに。そこで、ネパール出身のNareshさんとおしゃべり。(写真を撮ったのだが、なぜかアップできません涙)
 インドの人気俳優サルマンカーンや、ちょっとしたヒンドゥー語を話題にするだけで、一気に距離が近くなる気がする。お互いの文化を認め合って尊重しているという前提がなければ、当然コミュニケーションは生まれない。

 彼から見た日本は、「自由」らしい。私はネパールは、家族や近所の人との絆が強く、温かい感じがしてうらやましいと思う。お互いないものを求めていると思うと少しおかしな気持ちになった。文化の違いから自分の今を照らし出して考えることができるし、何よりも知らない世界をたくさん知れることが楽しい。
 だから、やっぱNEUTRALが好きなわけです!!
 きたざわさんは国際交流とか興味なさそうだったんですけど・・・。


あまりにもニュートラルって騒ぎすぎたせいか、心配してもらえて嬉しかった(笑)こんな私に仕事を投げてくれるのはきんくわだけです!! 初撮影付き添い、初ライティング、初写真選びetc.がんばりま~す!!